Narita Boy(ナリタボーイ) の感想(レビュー)です
かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です
見るときに注意してください
---------キ-------リ-------ト-------リ---------
【PV】
【感想】
スペイン産のゲームで日本が舞台にもなっているゲームです
ナリタボーイ由来がナリタブライアンからきているのは知っていたけど、プレイする前は「日本っぽいナニか」なのではないかと思っていました
しかし、そうではなく設定がしっかりしていました
進行状況に合わせてできることが増えていくので、徐々に面白くなっていきました
テクノソード(攻撃手段)を得るまでがちょっと長くてダレるけど、手に入れてからは面白くなりました
心を鷲掴みするゲームです
グラフィック・音楽について
80年代の感じがよく表れていて、映画『トロン』とかコンピューターの世界が舞台の映像っぽいです
初期のCG映像っぽい雰囲気が出ています。色彩も同様です
目が疲れやすいけど嫌いじゃないです
ゲームを起動したときにデペロッパーやパブリッシャー など がドーンという効果音とともに映し出された後に、「ナリタボォォォーイ」 と言うのが堪らないです
ここだけで、心を鷲掴みされます
ちなみに、テクノソードを手に入れたときも叫んでくれます
堪りません
また、タイトルメニュー画面のナリタボーイと歌うのが当時の曲っぽい
スポティファイにサントラがあります
≪説明≫
アクションアドベンチャーゲームです
≪操作≫
左スティック:移動、壁登り
左スティック上:(部屋に)入る
左スティック下:しゃがむ
左スティック+×ボタン:足場から降りる
左スティック+R2ボタン(長押し):走る
右スティック左:イエロー・ワイルドファイア→フォーカスバーを最大までチャージ(右スティック左を倒し続ける)すると発動
方向キー左:タイヨウ・ビーム
右スティック右:ブルー・ワイルドファイア
方向キー右:オウガイ・レイン
右スティック上:レッド・ワイルドファイア
方向キー上:ジョニー・ヒート
R2ボタン:ショットガン
R2ボタン(長押しから放す):ウルトラビーム
L1ボタン:ドッジ、(空中で)横方向に移動
R1ボタン:ショルダーバッシュ → デジタルウォール(紫色のヒビ割れた壁)を破壊できる
L2ボタン:(空中で)フロッピーボード
×ボタン:ジャンプ
〇ボタン:アクション、壁から離れる
□ボタン:攻撃
□ボタン(長押しから放す):貯め攻撃
左スティック上+□ボタン:アッパーカット
左スティック下+□ボタン:ダウンスタブ
L1ボタン → 左スティック左右+□ボタン:ダッシュスタブ
△ボタン(長押し):エネルギーチャージ(ロード)
タッチパネル:情報を表示→目標
オプションボタン:ポーズメニュー → パワーアップの一覧をチェックできる
1.壁登りで一番上までたどり着いたら×ボタンで上の階層へ
≪基本≫
1.冒険をしていくと新しい技を覚えていく
2.トリクロマ・パワー(画面左上にあるライフバー下の区切られたバー)はスタリオンを攻撃すると溜まっていく
(1) トリクロマ・パワーを一つ消費してできること(能力を得てから)
a.エネルギーチャージ→ライフ回復
b.タイヨウ・ビーム・オウガイ・レイン・ジョニー・ヒート(それぞれ、ワイルドファイア発動中に)
3.ワイルドファイアの発動は、右スティックを対応する方向に倒し続けるとフォーカスバーがチャージされ、最大まで溜まると発動する
(1) スタリオンの頭上に黄・青・赤色の炎が出ている敵と同じ色のワイルドファイアを発動していると、その敵に大ダメージを与えることができるが、自身も受けるダメージが増大する
4.ショットガン・ウルトラビームは、弾薬を消費するが、弾薬は時間経過で回復する
5.フロッピーディスクを使う場所でマークが表示される
(1) 手を合わせる場所のマーク
6.シンボルを入力する場面がある。正解のシンボルはどこかに書いてある
7.どこかにバックアップ・フロッピーディスクのかけらがある
ゲーム内容について
新しいゲーム機『ナリタ・ワン』を開発したライオネル・パール・ナカムラ(千葉県成田市生まれ。下のSS)がいました
その彼が、『ナリタ・ボーイ』というゲームを開発し、世界で大ヒットを飛ばします
しかし、ゲームの世界だけではなく、現実世界の支配も企むHIMによって記憶を抹消されてしまいました
そのとき、ナリタ・ボーイ・プロトコルが起動し、ナリタ・ボーイを遊んでいた、とある少年がナリタ・ボーイに変身しました
HIMの企みを阻止するために立ち上がります
ゲームの世界を冒険するということで、コンピューター用語というかプログラム用語というか、そういった言葉が飛び交います
マザーボードとの初めての出会い(?)で飛び交うコンピューター用語の「単語」は知っているけど「意味」はよくわからないです
そういうのに疎い自分にとって何を言っているかわからない部分があります
だから、「わからない」…という風にはならず、でも、わかるという変な言い方になってしまいます
マザーボードを召喚するときに手をパンパンッと叩くのは『デジタルキングダムに存在するすべてのプログラムの母』(ゲーム内の言葉から抜粋)…つまり、神様だからかな?
クリエイター(ライオネル・パール・ナカムラのこと)の記憶でトーテムにもパンパンッと叩くのも同様だと思います
コンピューターにおける重要な部分がマザーボードであり、ゲームを作ったのがクリエイターだから、両方とも神様かと思います
トーテムからクリエイターの記憶にアクセスします
漢数字で割り振られた入口があり、クリエイターの記憶にアクセスするごとに入口が開いて入ることができます
その部屋で、クリエイターの過去を見ることができます
走る説明がある(上のSS)けど、すっかり見落としていて、クリア後にこのSSを見て気づきました
じっくり見ていたので問題なかったけど……
クリエイターの過去は凄くわかりやすく感情移入できました。グッとくるものがあります
舞台が日本だけど、ナンチャッテ日本ではなくしっかりしています
ナリタボーイがナリタブライアンからきているという裏話を知っていたので、競馬が出てきたときは「オオッ!!」てなりました
アクションゲームで、テクノソードを武器にして戦います
新しい技はプレイしていくと習得します
新しい技を覚えたときは、フロッピーディスクがバーンと表れ、チュートリアルの文章が表示されます
ちなみに、新しい敵が登場したときもフロッピーディスクがバーンと表れます
新しい技を覚えて練習できるときがあるので親切な作りになっています
一気にではなく徐々に新しい技を覚えていくのも慣れるためによかったです
新しい乗り物に乗ることがあります
乗り物によって、特別な操作方法になることがあります
操作方法は画面に表示されるという親切設計です
また、ロボットに乗り込んで戦う場面もあります
一番お気に入りのSSです。空振りしたけど(たしか…)
これらの物は特定の場所でしか使いません
贅沢な内容です
だから、単調な感じではなく飽きません
敵も結構種類が多く、特徴を理解して戦わないとアッサリ負けることがあります
ゴリ押しで倒せる敵ではなく回避も重要です
ボス戦もあります
しっかり回避して戦っていきます
一番苦戦したのはラスボスです
第4形態まであり、姿は一緒だけど、スピードが速くなり攻撃パターンが増えていきます
他のボス戦よりも長期戦となりました
最後はHP回復をほどほどにしてワイルドファイアを有効活用して倒しました
ナリタボーイの最大HPは最後まで変わりません
回復する手段がエネルギー・チャージしかありません
それ以外の回復手段がないのでダメージを受けないように立ち回る必要があります
やられたときのリトライは割と細かく、HPが全回復するので優しいです
そして、リトライまでの時間が短いのはプラスです
とはいえ、リトライ地点から死んだところまでの敵は復活しているので100%の優しさではないです
目標は随時表示され、見返すこともできるので何をしたらいいかわからなくなることはありませんでした
ただ、マップがないので行き先はわからないです
でも、迷うことは少なかったです
行ったり来たりはするけれども複雑ではないし、迷いづらいレベルデザインとなっています
クリアしてからコンティニューするとラスボス戦から始まります
他のゲームのようにラスボスのいる部屋前から始まりません
そのことによって、やり残しがあっても最初から始めるしかありません
バックアップ・フロッピーディスクのかけらを全部集めることができませんでした
多分、かけらは4個あると思うけど、たまたま2個手に入れました
クリエイターの記憶で一つだけ入ることができない部屋があるけれど、おそらくバックアップ・フロッピーディスクが鍵かと思います
クリアした後でも残りのかけらを集めたかったです
その他・まとめ
いいエンディングで、ナリタボーイの正体がわかり、次回作に続くということで「楽しみ」と思いながら飲み物を飲んでいました
そして始まったスタッフクレジットで飲み物を吹きそうになりました
こんなスタッフクレジット、今まで見たことがなかったです(多分…)
徹底的にこだわっているところに笑ってしまい、「つづく」が霞んでしまいました
テクノソードを手に入れてからが本格的にアクションゲームが始まるけど、手に入れるまでが長くてダレてしまいました
もう少しアッサリ目でもよかったと思います
反応がよくボタンを押して操作するのが楽しいです
上述した巨大ロボットを操作するシーンでも、どんな反応をするかポチポチ試しました
また、少しずつ新しい技を覚え、できることが増えていくのも、メトロイドヴァニアではないけれども、幅が広がり戦略が増えて楽しくなります
すぐ新しい技を覚えないのは、今覚えた技を練習できるのでよかったです
早く次回作をプレイしたいです
お勧めです
【評価】
○:80年代風のグラフィック、音楽(スタッフクレジットの「アレ」を含めて)
〇:物語、世界観
○:アクションゲームとして反応がいい
〇:リトライの早さ
×:テクノソードを手に入れるまでが少し長い
×:クリアした後も探索できたらよかった