State of Mind(ステイト オブ マインド) の感想(レビュー)です
かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です
見るときに注意してください
---------キ-------リ-------ト-------リ---------
【PV】
【感想】
2018年に配信されたアドベンチャーゲームです
2年前に購入し、少しずつプレイして今年になってクリアしました
物語は興味深いけど、癖の強いグラフィックが興味を削いでしまいクリアするまで時間がかかりました
ただ、後半になって真相がわかってくると面白くなって、クリアまで一気にプレイしました
マルチエンディングだけど一つしか見ていないです
グラフィック・音楽について
人物 など のキャラクターはローポリゴンで描かれています
風景やオブジェクトはローポリゴンではないので違和感があります
ローポリゴンで描かれたキャラクターが変に見えてしまい物語に集中するのを妨げてしまいました
遠くから見ると割りと普通に見えるけど…
ローポリゴンだからセクシャルな表現や演出も大胆に出来てしまいます
ちなみに、下のSSはマシな方で露骨なのもあります
これが、ローポリゴンにしたメリットなのかもしれません
ゲームではあるけれども映画っぽいです(グラフィックは違うけど)
音楽も映画っぽいです。ただ、ゲームの流れを壊さないような音楽のため、特に印象に残っていないです
≪説明≫
SFアドベンチャーゲームです
≪操作≫
左スティック:移動
右スティック:カメラ
R2ボタン(長押し):ダッシュ
方向キー右:メッセージボックス
方向キー上:インベントリを開く
□ボタン:(逆三角計のマーク)調べる
○ボタン:アクション(拾う、下ろす、話す)
△ボタン:インベントリ・コンタクト
オプションボタン:ポーズメニュー
≪基本≫
1.自分で移動して、逆三角形のマークが表示されたところで対応するボタンを押して調べたりアクションをする
2.選択肢が出ることがある
3.メッセージボックスは音声によるメッセージが残っている
また、直接電話できる
そこで、キャラクターのプロフィールが掲載されている
4.ホロ・ピンボードに、目標や手がかりがある
(1) 最初の記憶の断片を見た後から、リチャードとアダムを選択できるようになる
5.マルチエンディング → 選んだ選択によって変わる
ゲーム内容について
ドラマのような始まり方で、スタッフクレジットに合わせて進行します
世界観がわかるようになっていて、そのまま緊迫した状況のオープニングとなります
2048年のベルリンが舞台で、リチャード・ノーランが主人公です
途中から、もう一人の主人公であるアダム・ニューマンが登場し、2人の主人公を切り替えながら物語が進行していきます
まったく接点のない2人の人物を切り替えながらゲームを進めていくと、この2人の関係性が徐々にわかってきます
リチャード・ノーランとアダム・ニューマンの職場や住んでいる家の構図が同じでピアノがあるのも一緒です
ピアノを弾くことができるけどコードを変えて音を出すだけなのでトロフィー以外の目的はなさそうです
残念です (・ε・)
リチャードは不運な出来事が起こり苦悩することになるけど、もう一人の主人公のアダムは幸運に恵まれています
リチャード・ノーランとアダム・ニューマンが光と闇のように表裏一体の存在として対比されています
リチャード・ノーランが闇でアダム・ニューマンが光のような関係です
また、ディストピアの現実世界と、その対義語であるユートピアの仮想現実との比較を表現するために、リチャード・ノーランとアダム・ニューマンとの比較をすることで描いているのかもしれません
アドベンチャーゲームということで、主人公を動かして話したり調べたりすることで物語が進みます
アドベンチャーゲームのシステムとしてはオーソドックスだけど、所々ミニゲームがあり、いいアクセントとなります
他にも、アダム・ニューマンから得た記憶の断片をリチャード・ノーランが一つの映像になるように入れ替えることで思い出していく場面があります
ホログラム映像のようで、自分を中心に同一の映像にします
すべてのタイルを一つの映像になるように入れ替えます
入れ替えたときにリチャードが呟いてくれるので正誤の判定は簡単です
完成したら、その映像をアップロードしてアダムに送信し、過去を追体験します
マルチエンディングで、最後のイベントシーンの最中に重要な選択を2つすることとなります
この選択でエンディングが分岐します
エピローグは曖昧でプレイヤーに考えてほしいという感じです
ある程度示した方がよかったと思うけど、自分としてはスッキリしない終わり方です
どうとでも解釈できる終わり方です
その他・まとめ
このゲームの世界情勢は、リチャード・ノーランの家から勤め先である「ザ・ボイス」のニュースを聞くとわかるようになっています
スタッフクレジットは物凄く長く、〇ボタンで早送り、×ボタンで終了することができます
想像以上の長さでびっくりしました
映画を見ているかのようで、物語は終盤に向けて面白くなっていきます
ただ、ローポリゴンが物語を集中して見ることを妨げてしまいます
また、エピローグが曖昧でプレイヤーに委ねすぎています
このことが気になるけれど、どのように進むかが気になる物語です
【評価】
○:物語、世界観
〇:「映画」のようなゲーム
×:ローポリゴンのグラフィックでドラマは感情移入できにくい
×:エンディング