Stories Untold(ストーリーズ アントールド) の感想(レビュー)です
かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です
見るときに注意してください
初めてプレイする方はネタバレを見ないでプレイすることをお勧めします
物語の内容について含まれているので注意してください
---------キ-------リ-------ト-------リ---------
【PV】
【感想】
Observation を開発したイギリスのスコットランドにある No Code によるゲームです
Switch・PC で配信されていたけど、PS4・XboxONEでも配信されました
1980年代のテキストアドベンチャーゲームをベースにしています
全4話あり、それぞれ独立した物語のように見えて「一つの大きな物語」に収束していきます
それぞれの話は短く、一つの物語は1時間ぐらいでクリアできます
どの話も先が気になる興味深いゲームでした
字幕がオフになっているので、オプション → 字幕 にペケマークをつけるとオンになります
グラフィック・音楽について
各話ごとに雰囲気が異なります
テキストアドベンチャーゲームだけど見せ方がうまいです
各話ともドラマのオープニングのように始まります
各話で出てくる物が出てきます
音楽がいいです
ヘッドフォンでプレイするとドリルの音とかが強烈です
≪説明≫
テキストアドベンチャーゲームです
≪基本≫
1.最初は第一話のみプレイでき、クリアすると第二話がアンロックする。全四話
ゲーム内容について
全部で4話あり、独立した物語・異なるシステムで構成されています
第1話から順にプレイすることで「一つの大きな出来事」が判明し収束します
初見プレイでは、第1〜3話をプレイしても何なのかはサッパリわかりませんでした
しかし、緩やかに「繋がっているのでは?」と思わせる描写があります
その小さな積み重ねが第4話で解決します
各話は1時間もかからないぐらいの内容です
ホラーとあるけど、思わせぶりな演出があったりするだけでホラーとは思わなかったです
一応、第2話のとある場面でビックリしました
各話ごとに感想を書いていきます
≪第1話:棄てられた家≫
カセットテープでデータを保存していた時代のPCを用いています
読み込み音とか画面の表示のされ方とかがカセットテープ時代っぽいです
PCのモニターに文字が表示されるという変わった画面構成となっているので文字は小さいです
しかし、読むことはできるしズームもできます
昔懐かしいテキストアドベンチャーゲームのようで、ノベルゲームのように文章を読むことで進行します
「行動」と「対象」を選択して物語を進めていきます
細かく説明すると、「行動」を選んでから、行動する「対象」を選びます
意味が通じない文を作ってしまうと何も起きないです
わからなくなったり詰まったときは、「見る」→「周り」と入力するとわかることがあります
短編で、前半と後半に分かれています
ベースは一緒なのに前半と後半で見え方が違います
前半はよくあるテキストアドベンチャーゲームです
プレイしたことがない人は、ここでシステムに慣れておくといいです
後半になると画面全体がおかしくなり、ホラーっぽくなります
そして、PCのゲームと全体の画面がリンクしていきます
効果音もついてリアルになっていきます
ラストが意味深で謎が深まります
≪第2話:ある実験≫
指示に従い、機器を操作して実験を行います
細かく説明すると以下の手順を繰り返します
1.モニターに映っている実験の内容を確認
2.実験内容のマニュアルを読んで必要な機器を確認
3.マニュアルの機器配置図で機器の場所を確認してスイッチを入れる
4.マニュアル通りに機器を操作する
5.シンクマスターが緑色に光ったらボタンを押す
実験と実験の合間に博士が実験の結果と次やることを教えてくれます
こちらも前半と後半に分かれています
前半では、坦々と実験をこなしていきます
ただ、自分が何をしているのかわからず、博士の言っていることが少しずつわからなくなっていきます
後半になると、前半以上にわからなくなります
そして、ラストが意味深で終わります
≪第3話:観測所にて≫
無線信号の解読を行っていきます。暗号解読っぽいです
マイクロフィルムを調べて、端末に入力するコマンドを入力していきます
ありがたいのは、字幕をオンにしていると送信認証コードがずっと表示されることです
おかげで、xyzのコードを入力するのが楽でした
このコードは二桁の数字と一桁の数字の組み合わせで、字幕にわずかなスペースがあるので、よく見ることが重要です
最初、スペースに気付かず間違えました
また、コマンド入力するときもスペースがあるときがあり、それで間違えたことがあります
マイクロフィルムをよく見ないとダメです
わざとなのか仕様なのかマイクロフィルムの操作がめんどいです
搬送周波数を機器で合わせるときに、多少の誤差があっても送信認証コードを受信してくれるのはありがたかったです
第2話とは違って微調整が難しいから…
暗号解読は地味な作業だけど、解読するのは楽しかったです
こちらも前半と後半で分かれます
前半は無線信号の解読作業を行っていきます
その合間に無線で会話があるけど、プレイすればするほど何があったのかわからなくなっていきます
後半になると解読作業はしなくなるけど、余計わからなくなります
そして、これまた意味深な展開を迎え終わります
ビックリしました(ホラー的ではなく別の意味で。きっと最後までプレイするとわかると思います)
混乱しました
≪第4話:最後の治療≫
テキストアドベンチャーゲームを時代に合わせて進化させたようなシステムとなります
自分で移動して、怪しいところを調べると黄色の文字で状況を説明してくれます
今までの集大成のようで、他の話数のシステムを使う場面が出てきます
第3話の無線信号の解読作業、第2話の機器を用いた実験、そして、第1話のテキストアドベンチャーゲーム
すべて使います
第3話の端末で解読を行うときに、マイクロフィルムからコマンドを見つけるのに時間がかかりました
今までとは違うので、どれを抜き出すのか悩みました
初見プレイでは一日に一話ずつプレイしていたので、第2話の機器の場所と使い方を忘れてしまい苦労しました
マニュアルを見ることができず詰むところでした
タッチパネルでヘルプを見ることができるけど、そのヘルプもおかしくなっていて余計混乱してしまいました
第4話で、すべての物語が一つの「事実」に繋がります
今までの物語で謎だったことが解決しました
でも、何をしたらいいかわからず苦労しました。悩んでた分一番時間がかかっています
他の話でプレイしているから大丈夫ではなく、きちんとマニュアルを残してほしかったです
そして、一番最後の部分でとある所にアクセスすれば終了するけど、反応が悪いのか場所か悪いのかわからないけど反応しなくて、他にやることがあると思ってウロウロしてしまいました
その他・まとめ
テキストアドベンチャーゲームの形式を取っているのは第1話で、他の話数でも使うときがあります
第2話や第3話のように作業をすることがあり、昔懐かしいテキストアドベンチャーゲームをプレイしたかった人は肩透かしを食らうかもしれません
「一つの大きな物語」の表現方法として採用したシステムにすぎません
だから、物語を楽しむのが一番で、どのような真実が隠されているのかはプレイしながら考えていくこととなります
全体的に短いけど無駄がなく丁度いいです
ホラー表現ではあるけれども怖くはなかったです。最後までプレイすると別の感情が湧いてくると思います
お勧めです
【評価】
○:物語・バラバラだった物語が一つに収束していく
○:話数によって異なるシステム
×:わかりにくいところがあるけど自分で見つけないと先に進めない