【感想】 Blair Witch | 遙か宇宙の彼方へ

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のんびりと更新していく予定です

 Blair Witch(ブレア・ウィッチ) の感想(レビュー)です

 かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です

 見るときに注意してください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


---------キ-------リ-------ト-------リ---------

 

【PV】

 

 

 

【感想】

 

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 映画『ブレア・ウィッチ プロジェクト』から2年後の出来事を描いたゲームです

 映画と同じ ブラック・ヒルズの森 が舞台です

 日本語版は、PS4・スイッチで発売されました

 

 PS4のDLC版を購入しました

 

 映画を知らなくても楽しめました

 ホラーゲームに耐性があるので怖くはなかったけど、ビデオカメラを駆使して謎を解いたり愛犬のバレットと一緒に探索していくのは楽しかったです

 

 マルチエンディングだけど一つしか見ていません

 もう一つのエンディングを見るのはハードルが高くて止めました

 後でプレイするかもしれないけど今は満足です

 

 グラフィック・音楽について

 

 綺麗だけど、ほぼ暗い時間帯なので綺麗な景色を見る時間は限られます。愛犬のバレットがかわいいです

 大半は夜の世界なので視界が悪く、また森の中にいることが多いので同じように見えて迷子になりました

 

 ヘッドフォンでプレイした方が怖さが増すと思います

 

 ≪説明≫

 

 心理的サバイバルホラーゲームです

 

 

≪操作≫

 

 左スティック:移動

 左スティック(押し込む):走る

 

 右スティック:カメラ・物体を回転させる

 L2ボタン:ズーム

 

 R1ボタン(長押し):所持品

 R1ボタン(長押し)+左スティック:所持品選択

 R1ボタン(放す):所持品使用

 方向キー:所持品を操作する

 

 R2ボタン:インタラクト

 

 ○ボタン:かがむ・キャンセル

 

<ビデオカメラ>

 

 □ボタン:テープを見る(カメラ)

 ×ボタン:暗視(カメラ)

 

<携帯電話>

 

 R1ボタン:電話を持つ(制限時間内に)

 ×ボタン:電話を取る

 ○ボタン:電話を取らない

 

<バレット>

 

 L1ボタン:(バレットを見失ったとき)バレットを呼び戻す、(アイテムを持っているとき)においをかがせる

 L1ボタン(長押し):(バレットが近くにいて視線を向ける)バレットに命令→コマンドホイールで命令する

 

 

≪基本≫

 

 1.バレット(犬)について

 

 (1) コマンドホイールを出すことでバレットに指示することができる

 (2) バレットの側にいることが重要。長く独りでいると精神状態に影響を及ぼす。バレットを呼び戻すことができる

 (3) バレットがアイテムをくわえてくることがある

 

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 (4) バレットに匂いを嗅がせることで目的地に誘導してくれる

 

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 2.アイコンについて

 

 (1) 目のマークは調べる

 

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 (2) アイテムは黒丸で表示され、黒丸に視点を合わせると逆三角形になる

 

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     R2ボタンでアイテムを取り、○ボタンでしまう

 

 3.アイテムについて

 

 (1) 集めたアイテムはバックパックに保管される

 

     a.所持品はホイールから選択する

     b.バックパックには手に入れたメモ など が入っている。犬のおやつをバレットにあげることができる

 

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 (2) 電話やトランシーバーに出るかどうか決めることができる。制限時間がある

 (3) 携帯電話:発信履歴・メッセージ・電話帳・ゲーム・設定

 

     a.普段は圏外で電話できる場所が決まっている

     b.メールマークが表示されたときはメールを受信している

 

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   c.発信履歴にはゲームをプレイする前の時間の履歴も残っている

   d.電話帳にはゲームに関係ない人のものもある

   e.ゲームは三種類あり実際にプレイできる

 

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   f.設定には、テーマ・着信音・明るさ・ミュートボタン・リセット がある

 

 3.ビデオカメラについて

 

 (1) 赤いテープは現実を操作できる

 

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     再生や早送り・巻き戻しで状況を確認し、風景や物体の状態や位置を変えることができる

 (2) 暗闇を覗くと、こちらの姿に気づかれずに闇に紛れる怪物たちを見ることができる

 

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 4.怪物や怪異について

 

 (1) 怪物は姿が見えず、光が弱点

 (2) バレットのうなり声で闇に潜む危険を警告してくれる

 

     a.バレットは怪物の位置がわかるので、戦いの際はバレットをそばにおいておくこと

       しかし、一匹で放っておくのは危険

 

 (2) ビデオカメラの暗視モードで怪物の姿を見ることができる


 

 ゲーム内容について

 

 映画『ブレア・ウィッチ プロジェクト』をベースにしたホラーゲームです

 タイトルぐらいしか知らないけど問題なかったです

 

 主人公エリスの過去や様々な人物との関わりとかはプレイしていくとわかるようになっていきます

 エリスの過去が重要で、度々フラッシュバックし、少しずつ現実が曖昧になり、おかしくなっていきます

 

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 ブラック・ヒルズの森に閉じ込められ、森が循環しているのか脱出できなくなります

 

 

 登場人物は少なく、電話やトランシーバーで話すことがほとんどです

 容姿は過去の記憶やフラッシュバックで登場するときしかわかりません。しかし、顔が不鮮明だったりします

 

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 そのため、ブラック・ヒルズの森の中を彷徨うので孤独です

 

 でも、バレット(犬)がパートナーとなって側にいてくれるので孤独ではありませんでした

 頼もしい相棒です

 

 バレットは探索や敵を察知する能力に優れているので頼ることが多いです

 コマンドホイールから指示することができるけど、細かい指示は不要で「賢い」です

 

 そんなバレットにおやつをあげることができます

 

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 おやつは険悪になったらあげる物と思ってほとんどあげませんでした

 未だにわからず、特に意味はなさそうだけどご褒美的な感じかな? (・_・;)

 

 

 もう一つの頼れる相棒がビデオカメラです

 このビデオカメラは現実を変える能力をもっていて、赤いビデオテープの映像を一時停止することで、その場面を現在に再現することができます

 そうすることでアイテムを手に入れたり新しい道に進むことができるようになります

 

 また、暗視モードにすることで姿が見えない怪物を捉えることができるようになります

 

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 ただ、明かりを消してしまうと視界が狭くなり周囲の状況がわからなくなります

 

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 バレットに追跡してもらっている最中に見失ってしまうことがありました。こっちの方が怖かったです

 

 

 精神的にジワジワくるタイプのホラーゲームと姿が見えない怪物が襲ってくるタイプのホラーゲームの要素があります

 

 森に閉じ込められ脱出できなくなり、過去と現実が曖昧になり、何が起きているのかわからなくなっていきます

 そして、とある建物に入ってから、それらが加速していきます

 

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 何が起こるかわからないというのが精神的にジワジワきます

 

 

 姿が見えない怪物が襲ってきます

 光が弱点で懐中電灯を当て続けることで退けることができます

 

 姿が見えないのでエリスの肉眼で捉えることができず、バレットが怪物のいる方向に向かって吠えるかビデオカメラの暗視モードで捉えるしかありません

 ゲームオーバーになったことがあるけど難しいとは感じなかったです。単に姿を捉えることができずオロオロしてしまっただけです ∑(-x-;)

 怪物にやられると、幻覚みたいな感じでリトライとなります

 リトライが早いのは嬉しいです

 

 心理的に訴えかけてくるホラーだけど、終盤で建物に入ってからは直接的な恐さも増します

 

 

 このゲームをクリアして思ったことは「してやられた」ということです

 すべては黒幕の掌の上で転がされていたということです

 感心してしまいました

 

 このゲームはマルチエンディングで、見たエンディングはバッドエンディングでした

 とある建物を探索していたときに「とある事実」を知りました

 そこで、今まで取ったとある行動が間違っているのに気がつきました

 

 エリスは頼れる相棒であるバレットと共に事件解決のために森を彷徨うけど、バレットに誘導されたり痕跡を辿ったりする など 誘導されることでゲームが進行することが多いです

 このようにゲームを進行させるための誘導は他のゲームでもあるので珍しいことではありません

 実際に、このゲームでも上述の通りに物語が進んでいきます

 

 でも、もう一つバッドエンディングになるように巧妙に隠しながらプレイヤーを誘導しています

 その行動は「よかれ」と思ってしていることなので、普通は気がつかないです

 だから初見プレイではバッドエンディングを見る人が多いかと思います

 

 ベストエンディングを見る条件は厳しいです

 こちらの方が高難度で見ることができなさそうです

 

 また、1周目で錠がかかって入ることができない部屋があります

 そして、1周目でバッテリーを取っていると2周目の最初から持っています

 

 錠の解除方法は後でわかるけど、錠のある部屋を通り過ぎてからわかります

 だから、2周目になって錠を解除して部屋に入り、とある物にバッテリーを使うことができます

 周回前提の謎解きになっています

 

 

 その他・まとめ

 

 日本語字幕・日本語音声になっています

 日本語音声なので字幕を追う必要がないのでプレイに集中できます

 

 しかし、一つだけ日本語音声の弊害があります

 それは、ゲームの演出が英語優先になっていることです

 演技や場面転換の方が優先されるので、台詞中に暗転したりする など 大きく場面が変わると、たとえ台詞をしゃべっている最中でも強制終了します

 途中で音声が終了し字幕も消えます

 だから、下手すると何を言ってるかわからないことがありました

 

 音声や字幕が表示される時間が英語に合わせてあるのが、日本語字幕・音声が強制終了する理由かと思います

 日本語音声にした弊害が表れています

 この辺は調整してほしかったです

 

 

 ゲームが始まって動かせるようになると、犬のカスタマイズ(毛色・首輪・目の色)を行うことができます

 そのバレット(犬)とビデオカメラを駆使してプレイし、ビデオカメラで現実を変えていくのが面白いです

 

 映画を知らなくても問題なくプレイできました

 周回プレイをしてわかることもあります

 たとえば、プロローグのムービーをよく見るとわかることがありました

 

 心理的にくるホラーだけど、怪物が襲ってきたりする恐さもあります

 ヘッドフォンでプレイすると怖さが増すかと思います

 

 お勧めです

 

【評価】

 

 ○:物語
 ○:バレット(犬)とビデオカメラを駆使したシステム

 ○:精神的にジワジワくるホラー。揺さぶられる
 ×:日本語音声・字幕の表示時間とゲームの映像がかみあっていないことがある