CHILD OF LIGHT(チャイルド オブ ライト) の感想(レビュー)です
かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です
見るときに注意してください
----------キ-------リ-------ト-------リ----------
【感想】
チャイルド オブ ライトは、最初に情報が出たときはさほど興味がなかったけど、公開されたPVを見るうちに興味がわいてきました
そして、パッケージ版を予約していました
一番惹かれたのは、幻想的な雰囲気・音楽です
最近プレイしたRPGはアクションRPGがほとんどだったので久しぶりでした
難易度を「ノーマル」でプレイしクリアしました
クリアまで4日間ぐらいだけど、実際はもっと短い時間でクリアできるかと思います
クリア後の世界で、手記をすべて集めたので、2周目を難易度ハードで始めました
トロフィーは1周目で100%にしています
ハードはやりごたえ充分で、ノーマルではならなかったゲームオーバーになりました (´・ω・`)
グラフィック・音楽について
幻想的・水彩画風に描かれ、キャラは洋ゲーみたいに描かれています
背景がアニメーションしています。見るだけでも楽しいです
音楽は、フィールドでは、シンプルに幻想的に叙情的に、ピアノを中心とした音楽で表現されています
バトル中の音楽は大胆に勇ましく演奏されます
特にボス戦の音楽は盛り上がります
EDは歌で、心地よい音楽です
ストーリーについて
ストーリーは絵本のようにシンプルであっさりしています
雰囲気満載で、細かく丁寧に描かれるのではなく、プレイヤーの想像力に委ねられています
会話は、詩っぽい感じがします
私は雰囲気を大切にしたストーリーが好きです
フィールド探索時に自動で会話が始まり、自動で進行するので見逃すことがありました
主人公のオーロラが心身共に成長するのを子供から大人へと体の変化で表現しているのはわかりやすいです
フィールドについて
フィールドを探索するのが面白いです
空を飛べるようになるまでは自由に探索できないけど、空を飛べるようになってからは自由に探索でき楽しくなります
フィールドには宝箱や星屑があります。それらは隠されていたり、隠しエリアの中にあったりします
隠しエリアは近づいたりホタルで調べないと出現しません
地図を見ると星屑と宝箱の数と取った個数を知ることができます
また、紙切れが風に舞っていて、取ると手記を読むことができます
所々にパズル要素があります。難しくなく、いいアクセントになっています
バトルについて
バトルはシンプルでわかりやすいです。でも、シンプルだから単調というわけではなく戦略的な面白さがあります
FF4以降のバトルみたいです
1.時間が経過する。ウェイト→キャスト
2.「キャスト」のエリアに入るとコマンド選択ができる。このときは時間が止まる
3.「キャスト」の右端まで進んだらコマンドを実行する
4.コマンドにはそれぞれ速度があり、キャスト内の時間(発動するまでのスピード)が変わる
強力なスキルほど時間がかかる
5.パーティーは2人まで。バトル中自由に交代できる。敵は最大3体出現する
6.レベルアップすると、自動的にHP・MPが全回復する
7.シンボルエンカウント:フィールド上に敵がいる。触れるとバトルになる。背後からアタックすると先制攻撃
8.戦闘終了後、経験値は全員入手できる。バトルに参加していないメンバーも貰える
独自の要素
1.キャストの間にいるキャラを攻撃すると「妨害」できる
妨害した者のコマンドをキャンセルでき、ウェイトまで時間を戻すことができる
2.ホタルを敵キャラの前で照らした場合:行動を遅らせる(FFでいうスロウ)ことができる
ホタルを味方の前で照らした場合:徐々にHPが回復する(リジェネ)ことができる
ただし、ゲージ分しか使用できない
3.ボス戦でも逃げることができる。ただしHPなどはそのまま
この要素によりバトルが面白くなります
属性の要素があり弱点を突くことが重要になってきます
敵によっては妨害したら特殊な反応を示す場合があります
味方に遅くさせる魔法を唱えたり、防御力を上げる魔法を使用する など
ノーマルではゲームオーバーにならなかったけど、ハードではゲームオーバーになりました
気になったことは、バトル中にアイテムを選択すると説明があるのに、スキルについては説明がなかったことです
また、敵の名前が表示されなかったりライブラみたいに細かいHPなどがわかりませんでした
ただ、HPが少なくなると敵キャラの姿が変わるのでわかります
システムについて
シンプルでわかりやすいです
レベルが上がるとSPを1つ獲得し、このSPを利用してスキルを覚えます
自由に覚えるのではなく、いくつかあるルートから順番に覚えていきます
スキルだけではなく、HP・MP・攻撃力 なども上昇することができます
FF10・12・13のシステムと似ています
スキルは共通ではなく各キャラによって覚えるものが異なります
ショップはなく、回復アイテムは限られます
でも、ノーマルの場合困ることはありません。ホタルなどを利用して回復しました
武器・防具・アクセサリーの代わりに宝石を装備します
それぞれの部位毎に1個装備でき、宝石はそれぞれの部位で違う効果があります
オキュライでは宝石を合成することができます
その他
シンプルでスマートなRPGで、RPG初心者でもわかりやすいです
ノーマルだったらクリアするまでそれほど時間はかかりません
経験値が多く入るので、レベルがガンガン上がります
クリアしたときのレベルは全員50弱だけど、スキルをすべて覚えることができませんでした
価格以上の価値はあるかと思います
現在のJRPGというよりは昔のJRPGをベースに、現在の要素を導入しています
ED・スタッフクレジット終了後、まだ探索できます
クリアすると、タイトル画面で「最初から」が「最初から+」に変化します
最初から+ を選択すると、キャラクターの能力を維持したまま、より強力な敵を相手にゲームをプレイすることができます
ストーリーを楽しみたい人はノーマル・緊張感のあるバトルを楽しみたい人はハードがいいかと思います
FF4らへんのJRPGが好きな人は楽しめると思います。お勧めです
【評価】
○:シンプルでわかりやすいシステム
○:ピアノを中心とした音楽・手描き風のグラフィック
○:シンプルだけど戦略的なバトル
×:キャラのグラフィック
×:あっさりとしたストーリー ← 人によっては感じるかもしれません