デング熱
今年2014年8月28日から始まった70年ぶりのデング熱の騒動が10月6日の合計155人の発症確認あたりのニュースを最後に報道されなくなりました。今年の3月まで私が駐在したシンガポールでは毎年のこと、このデング熱は発生してひどくなるとTVでも報道が始まり市民に注意を喚起します。例年1万人以下ですが2013年のデータで2万2000人の発症で死者は少ないですが老人、幼児が毎年数名亡くなっています。私の身近でもテニスの友人がデング熱を発症して病院で一週間入院して点滴を受けたという話を聞きました。シンガポールでデング熱がはやりだすと新聞でも発生している地域を報道するのでその地域から遠く離れているところで生活をしていればそれほど心配する必要はないのですが、それでも蚊に刺されると一週間が過ぎるまでは気になります。デング熱を媒介する蚊の発生を防ぐため各家庭、工事現場などで水溜まりを放置するとシンガポールでは得意の多額の罰金を課せられます。法律で定められているかどうか確認はしていませんが、すべてのコンドミアムは蚊駆除の殺虫剤散布を週一回行っています。私のコンドーでは毎週金曜日の午後になると建物の植木周りは業者による散布で白煙が立ちこめて歩けなくなります。この殺虫剤散布の影響でしょうか、夜になって普通見かける街灯の周りに飛び交う虫を見ることは非常に稀です。日本の代々木にデング熱の蚊が発生した時に他の生物の生態に影響を与えないように蚊の駆除だけを検討していたという報道を見てその違いに感心しました。蚊に対する駆除対策の違いは冬場にデング熱ウイルスがすべて死んでしまう日本と一年中蚊が生息できる環境のシンガポールとの違いでしょうか。