車のドアの閉め方
映画の中で車の助手席側のドアを勢い良く閉めるシーンがあって、大きな「バタン!」という音とともに閉まって、運転席に座っていた運転手が「びっくりしたー」とものすごく驚いた表情を見せました。実は私も全く同じような経験をしたことがあります。シンガポールの駐在が終わる時期に交代の人が赴任してきました。そのHさんを空港まで迎えに行って事務所に到着したときに私が運転席にいて助手席を降りたHさんがドアを思いっきり強く「バタン!!」と閉めました。いままでそんな勢い良くドアを閉める人に会ったことがなかったので本当にびっくりしました。その後も私が運転して移動することが多く先に助手席のHさんが車を降りる時は自分の耳を手でふさいで大きな扉の閉まる音を防がなければなりませんでした。私の方がHさんより年上でしたが、車のドアの閉め方ひとつでこんなに「周りの人に気遣いをしないなんて、いったいこの人はどんな環境で生活をしてきたのだろうかと」不思議になりました。ゴルフを一緒に回るとその人の性格が分かると言われますが、確かにHさんは他人の事は余り気にせず自己中心的な動きばかりしていて周りの人に気を使うと言うことは一切ありません。本人のためにいつか忠告してあげようと思いましたが良い機会が無く、とうとうHさんが運転免許を取った後、私が日本に戻るために空港に送ってもらう時がラストチャンスになってしまいました。空港まで高速道路を走っている時に「あなたの車のドアを閉めるときの音は激しすぎるから中の人の事も考えて少し静かに閉めたほうがいいですよ」と忠告しました。Hさんは言いました「あ、そうですか、そんなことちっとも気が付きませんでした」。「うん、わかってる」