- イヴの夜/小川 勝己
- ¥1,728
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孤独や絶望や喪失感を知る者だけが、かけがいのないものに気付くことができるのだろうか。コミュニケーション不全をテーマに描く著者が、追い詰められた果てとその向こう側を描く。
(Amazonより)
伊坂さんのエッセイに、面白かったとあったので借りてみました。初めましての作家さん。名前も初めて聞きました。
始まりから、情景を思い浮かべることのできる描写。こういうの好き!
でも中身は、とっても暗い。。。主人公の男性がうだつがあがらない。おまけに恋人を殺されてしまう。
殺人が起きたところで、「これはもしかして、犯人を捜すミステリーなのかしら?え、こんな流れで?」って思ったんだけど、ミステリーでもなんでもなく、人の心の動きをとても丁寧に描く本でした。
また一人、好きな作家さんが増えて嬉しい。
- 幸福ロケット/山本 幸久
- ¥1,296
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クラスで八番目にカワイイ「あたし」(山田香な子、小五♀)と深夜ラジオ好きでマユゲの太いコーモリ(小森裕樹、小五♂)の可笑しくて切ない初恋未満の物語。
(Amazonより)
これ、ルビふって、児童書としてもいいと思う!
昔、確かフジテレビのドラマで、「打ち上げ花火、上から見るか下から見るか」
あれ?「下から見るか横から見るか?」???
忘れちゃったけど、かわいかったあの女優さん・・・ああ、名前検索するのに、「あめーば社長 元妻」なんてワードで検索してごめんなさい、そう、奥菜恵さん。
そのドラマを思いだした。甘酸っぱい。
今、ドラマ名も検索したら、「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」でした。
へぇ~岩井俊二監督だったのね。山崎裕太さんに、小橋賢児さん。反町孝幸さん、確か人間・失格に出ていたような・・・
話が逸れた
「僕の未来にも山田がいてほしいな」
くぅぅぅ~~~
今日びの小学生はこんなくっさいセリフをさらっと言っちゃうのかね!?
なんて思いながら、きゅんとしましたけれども![]()
お父さんの、「お父さんはいつもカナのことを考えている。お父さんの未来にはいつもカナがいるからだ」
これもぐっときた。
先ほどのコーモリくんのくっさいセリフは、このお父さんの言葉を受けて、なんだけどね。
コーモリくんのことを好きなクラスで一番かわいい町野さんが、「負けないから」ってカナに言って、少女漫画や現実にあるような、ドロドロした女の嫌な感じになってなくて、そこもよかった!
- エストロゲン/甘糟 りり子
- ¥1,728
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「見渡して見ると、確かに他のみんなは二十代や三十ちょっと過ぎと思われる女の子ばかりだった。
肌はつるつるしていて、ほっそりとした子もぽっちゃりとしている子も身体全体に弾力がある。
話し声は滑らかで舌をころがるようだ。
何より、彼女たちはそうした自分たちの輝きが永遠であるかのように錯覚し、それを無邪気に、あるいはぞんざいに扱っている。
若さの証だった。
千乃にも覚えがある。
季節はいつまでたっても夏より先に進まないものと、何の根拠もなく信じていた。
夏は案外あっけなく終わるものだと気がつくのは、夏が終わってずいぶんたってからだ。」
P10より。
ここ、「そうそうそう!」と深くうなづいちゃった
とても面白そうじゃないか、と思って読み進めたんだけど・・・
内容的には「うーーーん?」
まぁ、ファンタジーだと思えば。
読み終えて、女性週刊誌に連載されていたものだと知る。
なるほど。女性週刊誌を読む層が喜びそうな内容←
こういう話を書いてください、ってオーダーされて書いたんだろうな。
そして、読んでて「ん?時間が経ってる?あ、ここから突然数日後なんだ」「え?いつの間にか翌日の話?」て感じるところが多々あって、時間が経過するところ、切り替えがすごくおざなりになっていて、ちょっと混乱する。そこで頭が考えてしまって、躓く。すらすら進めない。
週刊誌に掲載するから、字数制限があってのことだったのかな。って納得(だったら単行本にする時に、加筆修正してもよさそうだけど)
甘糟さん、以前読んだお話が面白かった(と記憶している)ので、ちょっと残念。
離婚した、あるいは離婚する、あるいは離婚せずに踏みとどまる、そういったのが出てくるんだけど、正社員で働いている女性は躊躇なく離婚、専業主婦は、ずーっと我慢してきて、子供が大学進学を決めると同時に離婚を切りだしたり。
そっか、やっぱり自分で稼げると離婚に躊躇なし、って描かれるのかーと思った。