エストロゲン/甘糟 りり子 | 葦の髄から天井を覗く

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エストロゲン/甘糟 りり子
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「見渡して見ると、確かに他のみんなは二十代や三十ちょっと過ぎと思われる女の子ばかりだった。

肌はつるつるしていて、ほっそりとした子もぽっちゃりとしている子も身体全体に弾力がある。

話し声は滑らかで舌をころがるようだ。

何より、彼女たちはそうした自分たちの輝きが永遠であるかのように錯覚し、それを無邪気に、あるいはぞんざいに扱っている。

若さの証だった。

千乃にも覚えがある。

季節はいつまでたっても夏より先に進まないものと、何の根拠もなく信じていた。

夏は案外あっけなく終わるものだと気がつくのは、夏が終わってずいぶんたってからだ。」


P10より。


ここ、「そうそうそう!」と深くうなづいちゃった(笑)


とても面白そうじゃないか、と思って読み進めたんだけど・・・


内容的には「うーーーん?」


まぁ、ファンタジーだと思えば。


読み終えて、女性週刊誌に連載されていたものだと知る。


なるほど。女性週刊誌を読む層が喜びそうな内容←


こういう話を書いてください、ってオーダーされて書いたんだろうな。


そして、読んでて「ん?時間が経ってる?あ、ここから突然数日後なんだ」「え?いつの間にか翌日の話?」て感じるところが多々あって、時間が経過するところ、切り替えがすごくおざなりになっていて、ちょっと混乱する。そこで頭が考えてしまって、躓く。すらすら進めない。


週刊誌に掲載するから、字数制限があってのことだったのかな。って納得(だったら単行本にする時に、加筆修正してもよさそうだけど)


甘糟さん、以前読んだお話が面白かった(と記憶している)ので、ちょっと残念。


離婚した、あるいは離婚する、あるいは離婚せずに踏みとどまる、そういったのが出てくるんだけど、正社員で働いている女性は躊躇なく離婚、専業主婦は、ずーっと我慢してきて、子供が大学進学を決めると同時に離婚を切りだしたり。


そっか、やっぱり自分で稼げると離婚に躊躇なし、って描かれるのかーと思った。