昨日、NHKの土曜ドラマ『トットてれび』を拝見しました。
今回の放送では黒柳徹子さんと渥美清さんとの物語を描いていました・・・
渥美清さんを演じている中村獅童さんの演技があまりにも渥美清さんご本人にそっくりで驚いてしまいました・・・思わずありし日の渥美さんを思い出しました。
そして当時の週刊誌で噂になる位、仲の良かった黒柳徹子さんにもご自宅の場所を教えなかった完全秘密主義の渥美さん・・・さすがNHK・・・本当に忠実に渥美清像を描いていました。
私自身も渥美さんのご自宅に入れて頂いたのは、渥美さんの身の回りのお世話をさせて頂いてから実に3年経ってからでした・・・思わずドラマを観ながら「うんうん、そうそう」と頷きながら懐かしく拝見してしまいました。
徹子さんのことをいつも「お嬢さん」と呼んでいた渥美さん・・・シャイで恥ずかしがりだった渥美さん・・・しかし、ご自身の信念は絶対に曲げず、公私混同を最も嫌いプライベートは一切公開しなかった渥美さん。
癌の末期で余命いくばかりもないことをほとんど誰にも告げず、静かに逝ってしまった渥美さん。ドラマの中で黒柳徹子さんのご自宅の留守電に残した渥美さんの今生最後のメッセージを聴き、私は涙が止まりませんでした。
そのシーンを拝見しながら、渥美さんが天国に旅立つ数週間前に、当時私が勤めていた会社に渥美さんご本人からご連絡を頂いたことを思い出しました。
『はじめかい?どうだい調子は?』
「はい、なんとかやっています」
『お母さんの血圧の具合はどうだい?』
「はい、なんとか落ち着いています」
『そうかい、そうかい、それは良かった』
「渥美さんはお元気ですか?」
『まぁ、ぼちぼち生きているよ』
「そうですが、あまりご無理はしないでくださいね」
『ありがとな。家族を大切にするんだぞ。それじゃな・・・はじめ・・・またなぁ』
これが渥美さんとの最後の会話になってしまいました。
程なくして渥美さんのご長男から渥美さんが急逝したことを伺ったのです。本当に最後の最後まで、ご自身のことより、他への気配りを優先する方でした。偉大な方でした。昨日の『トットてれび』を拝見して、あの頃、渥美清さんと一緒に過ごせたことへの感謝を改めて感じ、私自身も渥美さんの様な信念を持ち、何があろうとも一切ぶれない人生を歩もうと改めて決意しました。
我が使命を知り
我が使命を自覚し
他が為に生きる。
人生はどん底からが、本当のスタート
故に、人生のどん底を嘆くことなかれ
威風堂々と、最高の笑顔で、前進あるのみ
人生は笑顔の数しか、幸せは訪れない。
どんなに辛くても・・・
どんなに悲しくても・・・
決して下を向いてはいけない。
光り輝く大空を見上げて・・・さぁ!
希望のはじめの一歩を踏み出そう!