撮影日記〜増上寺・11年ぶりの「三解脱門」公開に行ってきた | COTTA撮影日記

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11/27、

増上寺で11年ぶりに公開されることになった

「三解脱門」を見学してきました。

 

 

増上寺入り口に、

どどん!とそびえる楼門「三解脱門」。

ここの2階部分に入ることができます。

 

最終公開日ですが、

それほど混んでるわけでもなく、

少しの待ちで入ることができました。

 

 

三解脱門の北側の一階で待機。

 

楼門が古いので、

一度に楼内に入る人数を制限しています。

 

目の前の楼門に続く階段を上ると、

その先はさらに急な階段となっており、

しかも通路がとても狭くなっています。

 

垂直に近い階段なので

お年寄りには相当きついです。

また、太っている方やリュックを背負っての通行は

おそらく無理です。

 

 

そして二階へ到着。

結構広い。

床は歩くたびにギシギシと鈍い音が響く。

 

祀られているのは釈迦三尊と十六羅漢。

 

 

釈迦三尊像の左右に、

八体ずつに羅漢が鎮座。

羅漢像の前にいるのは

増上寺歴代上人の像です。

 

結構暗いのでISO感度かなり上がってます。

 

 

釈迦如来と

その脇侍の普賢菩薩(左)と文殊菩薩(右)。

三尊は漆泊仕上げなのでキンキラキンできれい。

釈迦如来像は高さ115.5cm。

 

近年の研究で、

天正末〜慶長前半ごろの作ではないかと言われています。

1590〜1600年始め頃ですね。

 

 

東側の扉が開いていました。

正面道路の先が浜松町駅です。

日の出の方向を意識して門を建てていると思われる。

 

 

三尊の南側に鎮座する

もう八体の羅漢像。

 

かなり埃などがたまり、

ひび割れたりもしていますが、

光に長期間当たっていないので

衣の色彩は結構鮮やかに残っています。

 

 

歴代上人の像があるとのことですが

何代目までの像があるのでしょうか。

最近の上人は、像として納められていないようですが。

 

 

見学時間の制限はありませんが、

あまり長居すると後続の人に申し訳ないので

楼の反対側から降ります。

 

次の見学は11年後、ですね。

 

 

三解脱門は

「貪欲(とんよく:むさぼり)」

「瞋恚(しんに:いかり)」

「愚痴(ぐち:おろかさ)」

の三つの毒を拭い、

極楽浄土に入るための心をつるための門とのこと。

 

見学を終えて、

なんとなく心が清らかになった、ような気が。。。

 

 

◎使用カメラは LLUMIX S5 + LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6