撮影日記〜見てきました!高御座と御帳台・特別公開 | COTTA撮影日記

COTTA撮影日記

2014年10月、モノづくりブランド“COTTA”をスタートしました。
カメラと写真の楽しみを提案する撮影日記をはじめ、
製品情報をお伝え致します。

先週の土曜日、

夕方に、上野の東京国立博物館へ。

 

 

去年の12月から公開されていた

「高御座と御帳台」の特別公開。

この日は夜9時まで開館しているとのことで、

人が少なくなるであろう夕方に行ってきました。

 

そこそこの人の多さではありましたが

ゆっくりと見ることができました。

 

 

お〜!

煌びやかですね。

 

手前が「高御座(たかみくら)」。

古来より天皇即位の儀式に用いられる調度品です。

 

奥が「御帳台(みちょうだい)」。

皇后の御座として、

近代になって用いられるようになった調度品です。

 

 

高御座の中。

中央に「御椅子(ごいし)」、

その横には「剣璽」「国璽」「御璽」を置く台があります。

 

紫・朱・金・漆黒と

日本の格調高い色合いが見事です。

 

 

高御座の天蓋部分。

真ん中に大鳳、そこから八方向に伸びた先に小鳳、

全部で9羽の鳳凰が羽を広げています。

 

 

こちらは御帳台。

高御座に比べ一回り小さい。

台座には幻獣が描かれてますね。

 

高御座も御帳台も

方形の基壇の上に

八角形の建物が乗っかっている造りになってます。

 

 

御帳台からのパース写真。

同じ大きさのように見えますね。。。

 

 

御帳台の天蓋部分のアップ。

天蓋の頂点には、

鸞(らん)という瑞鳥の像が飾られてます。

 

装飾も精細で綺麗です。

 

焦点距離120mm相当で

ここぐらいまで寄れました。

 

 

テレビでの放送時でも見ることができなかった

高御座と御帳台の裏側。

 

 

ここを陛下が昇られ、

高御座内へと入っていったわけですね。

 

ガラス越しの撮影なので

色々と映り込んだりもしていますが

価値あるものを見ることができました。

 

 

天皇皇后両陛下の

即位礼正殿の儀におけるお召し物。

 

衣装はやはり女性の方が華やかですね。

 

 

威儀物捧持者(いぎものほうじしゃ)という

文官・武官の衣装も展示。

 

威儀物というのは、

 

 

即位礼の際に捧持する、

太刀・弓・胡簶(やなぐい)・盾のこと。

 

 

こちらは儀式の際に使われる鼓。

鉦とともに対で用いられます。

 

こういった即位の儀は

平安時代初期に確立されたらしく

それ以来ずっと続いてきています。

 

日本の文化歴史は奥が深い。

そして難しい。。。

そしてとても興味深いですね。

 

◎使用カメラは LUMIX G9PRO、LUMIX GX7mark2