人事労務の業務では、法令を調べても、それを自社の状況にどう当てはめればよいのか迷うことがあります。
私自身も会社員時代、人事担当者としてどこまで判断してよいのか、
何を確認すればよいのか分からなくなったことがありました。
その中で、今でも覚えている出来事があります。
■20時を過ぎてから、会社まで来てもらった
ある日、どうしても処理を進めなければならない業務があり、法的な判断基準や処理方法を自分で調べていました。
しかし、調べれば調べるほど、どのように判断すればよいのか分からなくなり、
このまま自分一人で判断するのは難しいと感じました。
もちろん、会社の制度や運用方針については、上司に相談しながら対応していました。
ただ、このとき迷っていたのは、自分が担当する業務を進めるうえで必要となる法令の読み方や、
処理の考え方についてでした。自分の担当としてどこまで整理すべきか分からず、
一人で悩んでいました。
そのため、遅い時間だとは分かっていましたが、20時を過ぎた頃、
社外の人事労務コンサルタントへ相談の連絡をしました。
すると、会社まで来てもらえることになり、状況と自分で調べた内容を説明すると、
それまで自分が考えていたものとは違う角度から、判断の仕方を示してもらいました。
その結果、整理できずにいた内容について、何を確認し、どのような順番で考えればよいのかが見えてきました。
■その場の答えよりも、考え方がその後に役立った
会社まで来てもらったことは、もちろんありがたいことでした。
ただ、私が今も覚えているのは、その場の答えよりも、どのような基準で考え、
何を確認すればよいのかを教えてもらえたことです。
人事労務の問題は、会社の規模や業務内容、これまでの経緯によって、
必要な対応が変わります。
一つの答えを知るだけでなく、考え方や確認するポイントが分かったことで、
その後の業務にも活かすことができました。
■必要なときに相談できる関係があった
勤務していた会社では、社外の人事労務コンサルタントと契約しており、
月に一度、定期的に訪問して労務相談や法改正内容の情報をもらっていました。
判断に迷ったときは、定期訪問の日を待たず、メールや電話でも相談をさせて貰っており、
緊急性が高い場合や、直接話し合った方がよい内容については、別途来社してもらうこともありました。
月に一度の定期訪問だけでなく、実際に困った時点で相談できたことが、
人事担当者として業務を進めるうえでとても助けになりました。
■相談を受ける側になった今、心がけていること
現在、私が人事労務の支援をする際にも、この経験が活きています。
お客様から相談を受けたときは、聞かれたことだけに答えるのではなく、なぜ相談に至ったのか、
会社として何を実現したいのか、その背景にどのような事情があるのかまで確認するようにしています。
同じ内容の相談でも、会社の状況や相談に至った経緯が違えば、必要な対応は変わります。
目的や背景を確認しなければ、質問には答えられても、実際の問題が解決しないことがあるからです。
私自身が相談する側だった頃、その場の答えも大切なのですが、
考え方や確認すべきことを整理してもらったことに助けられました。
現在の支援に活かしているのは、当時と同じ対応方法ではなく、お客様と一緒に考え方を整理する姿勢です。
この経験が、私の支援の原点の一つになっています。
私自身が相談する側だった頃、その場の答えよりも、考え方や確認すべきことを整理してもらったことに助けられました。
その経験が、現在の支援の原点の一つになっています。
私が支援の中で「一緒に考えること」や「相談できる関係」を大切にしている背景については、
以下のページでもご紹介しています。
もし少しでも気になっていただけたなら、のぞいてみてください。
【代表 青木優介の取扱説明書(プライベート)】
https://www.pro-tean.com/message