食用油は200度くらいで青い煙が出始め、250度くらいで白煙がひどくなり、その後引火・発火する? | KNのブログ

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食用油は200度くらいで青い煙が出始め、250度くらいで白煙がひどくなり、その後引火・発火する?


「油を使って料理する際は、油温を200度以上に上昇させないでください。」の続き
です。

これは知らなんだ!


食用油の煙が出る温度(発煙点)、発火点を調べてて知った。

発煙点<引火点<発火点 なんだけど、だいたい次の通りだそうだ。
   ・発煙点: :油の種類を問わず精製油は230~245℃
          ごま油など精製してない油は180℃ 前後
   ・引火点: 300~320℃
   ・発火点: 370~400℃

油脂を加熱したとき,煙が出始める温度を発煙点という。
遊離脂肪酸など油脂以外の低分子の物質を多く含むときに低い値を示す。
したがって,油脂の精製の程度特に脱臭工程の度合と関連する。
また、フライ油として長時間使用すると油の酸化や加水分解によって低分子の
物質が生成し,発煙点が低下する。そのため油脂の劣化度合の指標となる。

出典は、「油脂の用語と法律」_(社)日本油化学会
   from https://www.jstage.jst.go.jp/article/oleoscience/1/4/1_413/_pdf


注意すべきは、健康に配慮した油の方が、「火のつく」温度や発火点が低い!
油だけの場合よりも、食品を入れた時の方が発火温度が下がる。
揚げ物時に豆腐など水分の多い食品を入れると、火がついた温度は通常の発火温度より約70~110℃低い温度(249℃~274℃)であった。
揚げ物時にクリームコロッケなど破裂しやすい食品を入れると破裂の際に火がついて、その温度は通常の発火温度より約100~140℃低い温度(220℃~238℃)であった。
一般的な揚げ物の温度180℃を超えていても220℃付近では見た目等では判断できないが、高い温度で揚げると火がつくまでの時間は短い。

出典は、「その1 揚げ物調理における食用油の発火」
         from 国民生活センター 2004-10-06
         http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20041006_1g.pdf


古い油・疲れた油では、180℃くらいでも煙が出てくるそうです。

油って、高温すぎると危険と隣り合わせだったんですね!
揚げ物の温度を220℃付近でやってしまうと、かなり危険に近かったとは!
だから、ガスコンロの揚げ物等用の温度設定は最大を200℃にしてて、隠し操作?
でも210℃までにしてるんだろうね。


このページも見ておきましょう。
   「天ぷら油火災」
      from 火災調査探偵団 さん
      http://www7a.biglobe.ne.jp/~fireschool2/d-A4-06-3.html

   「熱湯が起因する天ぷら油火災に注意を!!」
      from 東大阪市
      http://www.city.higashiosaka.lg.jp/0000012540.html
        ※「天ぷら油の温度が約180℃の場合」でも、これだけ火柱が上がる
          とは、非常にこわいですね! 天ぷら油を入れた鍋の火を切って
          いたとしても、近くに火種があればそこから引火するとはびっくり!