第3セット・第8ゲームの最初で、36回のラリーを制したジョコビッチがマリーを押し切って優勝! | KNのブログ

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2013年の全豪は、第3セット・第8ゲームの最初のポイントで、
36回のラリーを制したジョコビッチがマリーを押し切って優勝!

第1セット、ジョコビッチは硬かったのか、カウンターが得意なマリーに調子を
出させないようにするためだったのか、
スライスやちょっと速度を落としたスピン系のボールが多く、
しかしその影響で逆にショットが決まらず(=フォアのアウトのエラーが多かった!)
思うように行かずジョコビッチがイラつく場面が多かった。
その流れがタイブレイクにそのまま出て、第1セットは76(2)でマリーが取る。

第2セット、なかなか調子が出ないジョコビッチ。もっとハードヒットすればいいのに
と思うが、なかなかそのモードにならない。これも作戦なのか?
しかし、第2セットは後半にジョコビッチの調子が戻ってきて、
タイブレイクの末に76(3)でジョコビッチが取る。

第3セットに入っても、まだブレイクが出来ない両者。
しかし、43からの第8ゲームで転機が訪れる。
ジョコビッチのリターンゲームだったが、最初のポイントで、36回のラリーの末に、
ジョコビッチが打ち勝ったのだ!
この決勝の試合で、2回目か3回目くらいのロングラリー、
それもかなり全力モードでの打ち合いだっただけに、両者に与えた衝撃は大きかっただろう。

そして、この第3セットの終盤くらいから、マリーが左脚の太ももか付け根あたり
を気にしだし、やや動きが鈍くなった。(ときおり、ボールを追いかけないことあり)

第4セットになると、マリーの表情がつらい場面が多々見られるようになり、
エラーが増えて、結果的に
  67(2)、76(3)、63、 62  3時間40分の試合
   68分  65分 41分 46分
でジョコビッチがマリーを破り、1968年の全豪のオープン化以降初の3連覇という偉業を達成した。

おめでとう、ジョコビッチ!



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感想。
この試合は、ハードヒットの応酬ではなくて、様子のさぐり合いから何時ギアを
上げて相手を突き放すか?という、ちょっと異質の闘いとなった。
だから、ハードヒットを期待した人にはちょっと物足りない勝負に見えただろう。
第2セットの終盤まではマリーが2セット連取しそうな勢いだったし、
第3セットでは43までどちらが勝つか分からない展開だったが、
第4セットに入るとマリーのエラーが早くなり、かつ大きめにはずれるようになった
ため、その時点で大勢は決していた。