トッププロは、ピストルグリップ系をほとんど使っていなかった!
トッププロの人差し指の研究、第2弾。
ボレーのグリップについて調べていたら、スマッシュやサーブではどうなのかが
気になり、調べてみたらびっくりです!
手持ちの映像でざっと調べたので、勘違いや特殊なケースを常態だと間違えた
ケースがあるかもしれません。 が、大筋はこれで合っているでしょう。
トッププロは、ピストルグリップ系をほとんど使っていない?!
人差し指ののばし度・中指からの離れ度から分類して、大きく4種類を設定した。
ピストルグリップ系
↑ ①人差し指は、中指から離してのばす。指先の曲がり度は少ない。
| ②人差し指は、中指から離してのばしているが、指先の曲がり度がかなりある。
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| ③人差し指は、曲げて握っているが、中指から少し離れて(1cmくらい)いる
↓ ④人差し指は、曲げて握っているが、中指から微かに離れて(5ミリ前後)いる
ハンマーグリップ系
ランク| 選手 | ボレー | スマッシュ | サーブ
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#1 | フェデラー |③と②の間|③と②の間 | ④③
#2 | ジョコビッチ |④③ |④③ |上海の今:②
| ______ |__ |__ |2011全米:④③
#3 | マリー |④③ |④③ |④③
#4 | ナダル |④③ |④③ |④③
#5 | フェレール |④③ |④③ |②
#6 | ツォンガ |④③ |④③ |④③
#7 | ベルディヒ |④③ |④③ |②弱
#8 | デルポトロ |④③ |④③ |③?
※ボレーでは、フォアとバックで異なる選手はいないように見えた。
そのため、上表はフォアボレーのグリップと考えればよい。
ピストルグリップ系を使っていたのは、
フェデラー、フェレール、ベルディヒの3人だけでした。
・ベルディヒのサーブが何か「もっさり」しているのは、この影響?
=体の回転があまり鋭くないのです!
ジョコビッチは、調べてみたら驚いたことに、年や大会で大きく違ってました!
・2011全米:④③
・2012全仏:③と②の間(②寄り)
・2012全米:QF③強、③と②の間; SF③、 F:③と②の間
・2012上海の今:②、②弱
去年はサーブが強かったけど、今年はサーブが何かイマイチなのは、これも影響?
あと、肘が少し下がっている。去年のサーブに戻して欲しいなあ!
現時点のトップ8で、ピストル系グリップを使っているのは
ボレー、スマッシュ: 1/8=(フェデラーのみ)
サーブ: 2(~3)/8=(フェレール、ベルディヒ[、ジョコビッチ])
だけなので、
ピストル系グリップは必要ない?!
時間のある人は、今後そういう目でチェックしてみてください。
コイントス後のウォームアップ時と、試合中のスロー映像(あまり無い!)が狙い目。
サーブでは、選手の腹側からずっと映してくれたらスローでなくても分かるんだけど、途中ですぐにコート全面を映す映像に切り替わるので、ほとんど見られないのが残念!