最近、Yambの記事へのアクセスがあるので、ちょっとまとめておく。
自分で過去の記事を見ても、理解するのに時間がかかるからだ。(笑)
0.危険なYambは、インストールしてはいけない!
まず、これを強調しておきたい。
うろ覚えだが、こいつはインストールするだけで 「スタートメニューの情報を壊す!」
アンインストールすると、もっと激しく壊してしまう!!
参考: 「H.264の映像とAACの音声はこうして無変換で結合(mux)しよう!」
http://ameblo.jp/prostaff-db95/entry-10899707678.html
ゆえに、インストーラを使わずに動くようにする作業を行います。
1.用意するもの
・公式サイトから、 zip版とインストーラ付き版の2つ
Yamb-2.1.0.0_beta2.zip
Yamb-2.1.0.0_beta2_setup(×××スタートメニューを壊すよ!).exe
・日本語化パッチ(+いくつかの不具合修正が入っている)
Yamb2100b2jr3.zip
「Yamb-2.1.0.0 beta 2 日本語化パッチ」
from Nice cheat. さん
http://cheater.seesaa.net/article/178477921.html
・フリーソフトで、「 .exe 」の中身を展開して解凍できるもの。7-Zip がお勧め。
※すべての「 .exe」を展開して解凍できるわけでは無い。
KNは1世代前の最終のバージョン4.65を使っているが、
現行世代にする必要性をあまり感じない。 現行世代の 9.XX を
お試しするなら、ポータブル版の 7-ZipPortable_9.20_Rev_2.paf.exe
がいいのではないか? レジストリにパスを書き込まないみたいだし。
7-Zip のバージョンの更新履歴は、 http://www.7-zip.org/history.txt
2.目標とするセットアップ後の状態と、その材料たち
①上段が、目標とするセットアップ後の状態、
下段が、インストーラ付きの .exe を「解凍!」して出来たフォルダの中身。
②上段が、zip版のYamb-2.1.0.0_beta2.zipの中身、
下段が、インストーラ付き版のYamb-2.1.0.0_beta2_setup.exeの中身。
見比べてみてください。
・Yambの本体であるYamb.exe と MediaInfo.dll はzip版から持ってきてて、
MP4Box.exe と libgpac.dll はインストーラ版から持ってきています。
日付・時刻で見てください。
・Yamb.OLD と Yamb.exe は、各々パッチを当てる前と当てた後のファイルです。
3.セットアップ作業
(1)まず、zip版をどこかに解凍するのですが、その解凍先のフォルダが
プログラムを実行するディレクトリになるので、ちょっと慎重にフォルダ名
を決めます。
(2)次に、インストーラ版を「一時的なフォルダ」に7-Zipなどで解凍します。
=2①の絵の下段
(3)インストーラ版から持ってきたい、MP4Box.exe と libgpac.dll と3つの
フォルダを、zip版の解凍先のフォルダにコピーします。
(4)日本語化パッチ(+いくつかの不具合修正)をあてる
Yamb2100b2jr3.zip を解凍し、その中のreadme.txt を読んで
Yamb-2.1.0.0 beta 2 日本語化パッチ r3 (2011.01.20)
を当てます。
これにより、それまであったYamb.exe がYamb.OLD にリネームされ、
パッチ後のファイルがYamb.exe の名前で出来ます。
(5)セットアップでの補足説明
・実は、バージョン2.1.0.0 beta 2では、zip版のYamb.exe と MediaInfo.dll
とインストーラ版のそれとは、「バイナリで全く同じ!」です。
ファイルの作成日時のあたりだけが違っています。
・Yamb.cfg は、初めてYamb.exeを実行したときに出来る、環境セットアップ
ファイルです、ですから、当セットアップの時にはまだ作られません。
・Yamb.exe と MediaInfo.dll 、そしてMP4Box.exe と libgpac.dll は各々
「セットもの」です! 同じバージョンのものと、セットで使いましょう。
・もし不覚にも間違ってインストールしてしまうと、その場合には
インストール先に「Uninstall.exe」というファイルが多く出来ています。
4.これで基本的なセットアップ作業は終了。
MKVExtract やEAC3to は、そのような変換が必要になったら入れればよい。
(1)このあとYamb.exeを起動して、MP4Box.exe が存在するフォルダの場所の
指定が「設定」メニューにて必要だったかもしれない。
5.もし、起動時や終了時にエラーメッセージが出て気になるようだったら、
以前の記事の「真ん中へん」を見てみて欲しい。
参考: 「H.264の映像とAACの音声はこうして無変換で結合(mux)しよう!」
http://ameblo.jp/prostaff-db95/entry-10899707678.html
機能の動作がどうなるかよく分からないが、
Yamb.cfg のファイルを直接エディターで修正して、次の項目を
KeepAll=0 ←作成 連結の際に削除される MPEG-4 のシステム情報を残す
Verbose=0 ←詳細なログを表示する
0にすると、 <とりあえず> エラーは出なくなる。
・・・自分は、これらのチェックをつけてエラーが出る状態で動かしている。
Yamb.exe が異常終了すると、各種設定値はYamb.cfg に書き出されないので、
エディターで手作業で修正してやる必要があることに注意してください。
mp4形式は、編集ソフトがかなり少ないので、出来るならばmkv形式あたりで
持っておく方がいいかもしれない。mkvでもH264+AACを格納できるし、そこから
無変換でH264とAACの映像と音声に分離できるから。
もう少しだけ詳しい情報は、以前の記事:
H.264の映像とAACの音声はこうして無変換で結合(mux)しよう!
http://ameblo.jp/prostaff-db95/entry-10899707678.html
危険なYambのその後の情報
http://ameblo.jp/prostaff-db95/entry-10901298410.html
4/13の状態に戻してからソフトを入れていった時の情報+MP4Box関係
http://ameblo.jp/prostaff-db95/entry-10903246805.html
が参考になるかもしれない。
また、MP4Box-0.4.6-rev2735.zip(March 02, 2011) は
VC++2010のランタイム
=Microsoft Visual C++ 2010 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)
+ セキュリティ更新用のパッチ
が必要であったり、 [←←KNは動作未確認]
My MP4Box GUI v0.5.5.4.7z(2010/10/30)は
.NET Framework (XP-SP3では、.NET Framework 2.0で動作した実績あり)
が必要になるので、
それらを導入せずにすぐにMP4Box.exeのGUIを動かすには
Yamb.exeは貴重かもしれない。
自分はまだ、コマンドインターフェース版(というのかな?)のMP4Box.exe と
Yamb.exeの組み合わせでうまく動作できていないのは以前書いた通りだ。
但し、VC++2010のランタイム関係のモジュールは手に入れてある:
・上段が、セキュリティ更新用のパッチ
・下段が、Microsoft Visual C++ 2010 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)
ここまで読んでくれて、ありがとう。