ジョコビッチのフォアハンドの解析 腕と肩関節 | KNのブログ

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ジョコビッチのフォアハンドの解析をしてみました。
今回は、腕と肩関節に関してです。

使った動画は、Novak Djokovic - Slow Motion Forehand です。

この辺が、バックスイング完了のあたり
(腕を回内または内旋させて、ラケットヘッドがネット側に傾斜→打球面を
 バックフェンスに向けるようにしてバックスイングするのが彼の特徴)
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この辺が、フォワードスイング開始のあたり
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この辺から、ラケット面が起きて来ます
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ラケット面が起きて来てますね!
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ここでラケットヘッドが背中側に行き始めたように見えるのは・・・
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ここが最大に背中側に戻ったようなタイミング。
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実はこれは、急激に上腕を外旋させた結果、ラケットがこんな動きをするのです。
上から3番目の写真あたりから、上腕の外旋を始めているのです。



腕全体と共にボディターンをして、インパクトの直前。
ラケット面が垂直近くに立っています。 
(腰骨あたりのボールだったので、ラケットは少し下から出ている)
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「インパクト時の手首の形を作る」というような説もありますが、
テニスリゾート99さんの解析結果(Vol.5)では、フォワードスイングで
かなり手首が動いています。(←ナダル、フェデラーの場合)
ですから、「インパクト時の手首の形を作る」のイメージでうまくいっている
人はそのままでいいですが、そうでない人は特にこだわらない方がいいでしょう。


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追加。
上記動画では、フォワードスイングの初期ではあまりラケット面が起きて
いないが、これはナナメ上へのスイング軌道をするためではないかと思われる。

次の、フラットドライブ系の打球をしたと思われる動きでは、
けっこうラケッット面が立っている。
   Novak Djokovic Forehand and Backhand in Slow Motion (210 fps) から

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ジョコビッチの試合の映像を見ていると、どうもジョコビッチは、
このラケット面の角度を調整してスイングしているようだ。
ナナメ上のスイング軌道にしたり、回転で打つようなスイングにしたり、
ストレート・アウトのスイングにしたりしながら。