慢心したセレナ・ウィリアムズ | KNのブログ

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先ほど終了した準決勝のクライシュテルス対セレナ・ウィリアムズ戦
は、あっけないというか、突然の終わり方だった。

64、65でクライシュテルスがリードの第2セット第12ゲームで
セレナのサーブ。15-30と追い込まれている。

ファーストサーブをフォルトし、セカンドサーブを打った瞬間に
”フットフォルト”とコールされた。
そのあと、セレナは何か線審に言ったみたいだが、デュースコートに
行って次のサーブをしそうになったと思ったら、
  ・この間に、線審は受けた暴言・悪態を主審に報告に行っていた
線審の所に少し近寄って行ってまた何か言ったようだ。

この”フットフォルト”のコールに対する線審への暴言が2回目のコード・バイオレーションとなり、15-40からポイントを失って、第2セットが75となり何が起きているのか?と見守る観衆の中、突然負けてしまった。
   ・WOWOWでは問題の”フットフォルト”のシーンの映像を流していたが、
    角度が悪くてはっきり確認できない。
       左足の上げておいたつま先を降ろしていって、一瞬全体がペタッと
       地面についたあたりで「ぼしきゅう」中心にかかと側がベースライン
       方向にキュッと動いたかと思ったら同時につま先立ちになっていった
       という微妙な動きだった。
   ・もし微妙であれば、このようなポイントでフットフォルトをコールすべきではないだろう。
    明らかに、2ミリ3ミリ踏んでいたと確信できた時にコールすべきだろう。

生中継をしているアナウンサーも解説者も、1回目のワーニングに気づかなかったそうだ。
自分も、録画した映像を巻き戻して見てみた。第1セットの54でのセットポイントでブレイクされ、セレナがラケットをコートにたたきつけ、ラケットを折った時がその対象になったと思われるが、審判のワーニングのコールはアナウンサーがかぶってしゃべっていた期間もあって、自分には分からなかった(聞こえなかった)。


まあ、セレナのショットがうまくいかず、かなりストレスがたまっていたようなので、線審にちょっと文句を言いたくなる気持ちは分かる。いい勝負だったが、クライシュテルスの方がわずかに上回り&安定していたように思うので、想定していなかったコード・バイオレーションでセレナが負けてしまったとはいえ、妥当な結果だと思う。

エナンが引退し、シャラポワが肩の故障で戦列を離れ、WTAツアーが弱体化した中でセレナやヴィーナスに慢心があったのではないか?というのが私の見方だ。現に、グランドスラムタイトルがない現No1のサフィーナのことを皮肉ったり、グランドスラム大会だけ出てれば充分みたいな発言をしている。(イワノビッチも、ヤンコビッチもパッとしないしね) そういう状況だから、クライシュテルスの復活はWTAにとり非常に良い刺激になっていると思う。
ウィリアムズ姉妹よ、もう一度初心に戻ってチャレンジ精神でやり直せ!