サーブ編がほぼ完成したので、
いよいよ、スマッシュ編です。
スマッシュでよくある指導が、
①ロブが上がったら、右足を後ろに引いて横向きになる
②ロブが上がったら、ラケットをすぐに肩にかつぐ
③左手でボールを指すようにする
??? 体を横に向ける為? + ボールとの距離感をはかるため?
④テイクバックでは、右肘は肩の高さが良い。少し上は良いが、少し下はあまり良くない。
ではなかろうか?
今回、スマッシュを見直してみて、これらが間違っている(正確には、「効果的ではない!」) ことが分かってきた。意外な発見だった。(ネット上の情報でも、詳細に突っ込んでいるものが見あたら無かった)
①元プロやレッスン・プロ、そして現在のトッププロの映像(以下、「プロ」)を見て
みると、動き出しの1歩目は、左足のつま先が右の方を向いて(←角度は何種類か)
着地してから、後ろに引かれた右足が着地するものであった!
②プロの映像では、そうなっていない。左手も、右手も肩のライン以下位の低い
位置にあった。
ラケットをすぐに肩にかつぐ=テイクバックに近い形 にしてしまうと、
鋭く横向きになりにくいし、素早く後ろの方へ移動しにくい。(横向きのままで)
③これも、プロの映像では、そうなっていない。スイングする少し前に左手を
上げて、右腕でテイクバックしていた。ロブの落下点への移動中では、両腕・両手はだいたい②の位置にあった。そして、左手を上げてから、右腕でテイクバックの順番であった。
早めに”左手でボールを指す”してしまうと、これも素早く後ろの方へ移動しにくい。
④プロの映像では、右肘は肩の高さの”かすかに下”に近い、「少し下」の位置であった。
どうも、世間で言われている? これらの指導内容は、間違っているようだ。
もちろん、そのような動きをしてもスマッシュが出来るだろうが、体の使い方としては効果的ではない、単純に言えば「間違っている」。そこで、実際にそれらのプロが行っている効果的な動きの方を次回から解説していく。