第4回です。
トロフィーポーズ後の体の使い方・動かし方のシーケンスはだいたい次の通り。
感覚の順番は、人によって少し違うかもしれない。
体重をじわっじわっと前脚の方に移動させ始めて
体の中心・丹田から動いていくイメージと、左股関節を少し入れていく感覚
ちょっと胴体のねじり(胴体の上半分右側や、骨盤の右側)を入れたければ、ここで入れる
手首をゆるめて右腕を背骨側に倒し始めて
・この時点では、前腕は回外させない
左手をおろし始めて
・前側への体重移動による2つの弓なりと、股関節のねじりが頂点に達したら
切り返しスタート
左側の芯を解除し始めて、上半身の弓なりを戻していく。
こいつが、肩の入れ替え=胸のラインでの回転 をし始めるのを含んでいると思う。
両脚で蹴る!
左のお尻は、少し後ろに引いてから回転させる感じで
股関節を回して、骨盤を回転させ始める
→右腰を回してから、肩・腕が振られるようにする感覚を持つ。
意識できるのはここまでで、あとはほとんど意識できません
上半身の”胸から上”でボールに向かっていき (=サッカーで、胸でトラップする肢位)
胴体のまん中から折れるような感じ、胸が張られることが重要
胸のラインでの回転が進んで(30度位? 45度位? 微妙!)
右の「肩・腕」が左回転(=水平屈曲のことです) ・・・右肩甲骨の内転も少し解消
肩が外旋される + 外旋筋でアシスト
→遠心力でちょっと回外 + ちょっと回外筋でアシスト
この途中が一番背中が反っているのかな?
最大外旋位 ・・・ ラケットと前腕は右肩の後ろに位置
残りの反り戻しと、胴体の回転の継続
フォワードスイング開始
ラケットは、右肩の後ろから振り出す
左手は、左肘を脇腹にクイッと引きつけるようにして、胴体の回転をブロック&
・体幹の回旋しすぎの抑止(=必要量回旋した後の、余分な回旋をブロック)
左側に芯を作るようにする。(左の骨盤からそこまでが芯では?)
但し、左手は、あまり意識して動かしてはいけない+あまり力を入れてもいけないようだ
小指側からボールに向かっていき、回内はぎりぎりまで遅らす
後半=親指側に倒れていたラケットを、尺屈して起こしていきながら、回内して
いく動き
左股関節あるいは左股関節より少し内側・左仙腸関節寄りを支点にして、やや前傾気味でボールに体重をかけていく感覚を持つ。(→倒れていくときに、重力加速度が使える)
※これまでは、「左股関節」が支点ではないかと思っていたが、
「左股関節より少し内側・左仙腸関節寄り」の方が好ましいように思えてきた。
研究が進んだら報告する。
インパクト
肘の角度は、やや曲がった165度前後でインパクト
インパクトでの肘の高さは、水平と水平から5~8cm上の間くらいだろう
右肩の前側を止めてから、(右腕の)肘から先を止めていく感じ。
そして、肘から先をななめ上・やや外側に放り投げていく感じ。
・結果的に、「上腕を止める」感じになる
インパクト時には手首はあまり使わない。ボールを(ラケットが)乗り越えていって
から、手のひら側に自然と屈曲していく感じ。
インパクト後、回内は自然にまかせる。(=特に回内用の力は入れない)
インパクト後も上腕の内旋は少し続く
フォロースルーは、ラケットが左脚から左の脇腹あたりにおさまっていくような
感じが理想
脚を蹴るタイミングがむつかしいが、
手首をゆるめて右腕を背骨側に倒し始めて
左手をおろし始めて
両脚で蹴る!
がいいのではないか。もっと他にいいのがあるかもしれない。(着眼点も含めて)
もう一つ、
左側の芯を解除し始めて、上半身の弓なりを戻していき、
上半身の”胸から上”でボールに向かっていき、 (=上半身が反っていき)
結果的に、胸のラインでの回転(=肩の入れ替え)が進んで、
肩が外旋される + 外旋筋でアシスト
の感じではないかな?
あまり弓なりを使わない場合には、
(左肩が上、右肩が下のトロフィーポーズの状態から)
肩の入れ替えの途中で、
上半身の”胸から上”でボールに向かっていき、上半身を反る
感じの方が近いかもしれない。
いづれにしても、肩・腕にはあまり力を入れずに、体から(腕を)振りほどいていく
ようなイメージ。
・追加。 ラケットドロップし始めてから、前腕とラケットが右肩の後方に行くまでの
3/4位までは、手のひらの位置がほぼ同じ位置にあるようにする。
こうすると、肩と肘を柔らかく・しなやかに使える。
サーブは全身運動なので、非常に複雑だ。単純な、下半身からの運動連鎖1つで
行っているのではなく、下半身からのと、胴体からのとがあるような気がする。
書き出していくと、下半身とのからみもあり、ごちゃごちゃしてしまった。
これらが観察するときのポイント、検討するときのポイントの参考になれば嬉しい。