言わないのと分からない」
おこさんと話すとき
よくあるパターンです。
親御さんとしては、
「どうしてしたのか?」
「どうしたいのか?」
お子さんのために
その原因を知りたい。
解決したい。
その気持ちが段々
表情、口調、言葉に
現れてきます。
すると
お子さんもさらに、
言えなくなってくる。
負のスパイラルです。
そんな時、
お子さんは、何を思っているのか
「わからない」
それだけです。
「言う言葉が見つからない」
なので、
「いやだったんだもんね」
と、状況を察していってしまうと
「うん」
となってしまいます。
わからないから
「うん」と言うしかないです。
ほんとの気持ちは、
「わからない」です。
では、どうするか
どうもできないです。
無責任な言い方になりますが、
お子さんが、わからないなら
それで、終わらせます。
ただ、
「わかった、今はわからないか」
「わかるようになったら 教えてね」
それだけです。
あとは、
普段から「したこと」について
「どんな気持ち?」
と尋ねて
「うれしかった」「いやだった」
「したかった」
という機会を作ります。
それに対しては、
「うれしかったんだ」
「いやだったんだ」
「したかったんだ」
と、繰り返すだけです。
先んじて
「うれしかったでしょう」
「いやだったでしょ」
「したかったでしょ」
は、無しです。
「本人が自分でいう」
それを受け止めるだけです。
そうしていって、
次に、
「いま、どんな気持ち?」
「いやだ」
「いやなんだ」
「うん」
「何がいやなの?」
「○○がいや」
「○○がいやなんだ」
というやり取りをしていきます。
それを繰り返していって
「どうして、いやだったのかな?」
という質問に繋がります。
もちろん
「それが、嫌だったんだね」
「わかった」
とうけとります。
その次に、
「じゃあ、どうしたらいいのかな」
と一緒に考えて
お子さんに「考える」時間を作ります。
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