おこさん同士で、
片方が泣いたり、訴えてきたとき
手を出したおこさんに、
どうしたらいいのでしょうか。
それは、
「どうしたの?」
「どうしていこうか?」
これを繰り返ししていくことです。
日本人の特徴に、
「相手に迷惑を掛けない」
という考えがあるためか
とっさに
「迷惑をかけた」→「手を出した方が悪い」
となりやすいです。
兄弟間でも
「おにいちゃんだから」
「おねえちゃんだから」
「おにいちゃん(おねえちゃん)のじゃまをしない」
といったことをよく聞きます。
療育現場でも
叩いたこと、物を投げたこと
泣いたこと
そこから
始まりに考えていく事が多いです。
サスペンスドラマや探偵ものは、
現場からスタートして、
謎を解くうちに、
犯人には、事情があって
こうなったんだ
といった流れになりますが、
お子さん同士だと
残念ながら
「叩いた方が悪い」
「泣かした方が悪い」
訴えた方が被害者
になりやすいです。
でも
手を出すということは、
いろんなことや気持ちがあって、
そうしてしまった。
なので、
まず
「どうしたの?」
と、事情を聴いて理解すること。
その後に、
「そんな気持ちになったら
どうしようか。」
と、
「話し合い」をすることです。
それを何度も繰り返しすることで、
徐々に、どうしたらいいのかを
考えるようになってきます。
大人は、
それまで「辛抱強く」
「どうしたの?」
「どうしていこうか?」
の繰り返しです。