いつもご拝読頂き、ありがとうございます。
プロスペールの活動は、
「自分で選択して、楽しむこと」にあります。
遊ぶ「玩具」も日々、入れ替えしながら
お子さんが、飽きないように楽しめるものを用意しています。
また、
今日のスケジュール提示してあるため
お子さんは、自分で確認して、自分の「したいこと」「やること」を
選択するようになっています。
その中で、「玩具」での遊びは、
お子さんのいろいろな
「身体機能」
「成長」
「集中」
「趣向」など観られる大事は活動です。
そこで、どこに「着眼点」を持つのかが、
そのお子さんの「課題」を見つけられるかのカギになります。
ブロック遊びをしているお子さんについて、
先日、あった場面でのことです。
そのお子さんは、ブロック遊びをすることが好きで、
たくさん、くっつけたりしています。
最初は、同じ形のブロックを積み重ねていくことが多かったです。
そのうち
階段のように作るようになっていました。
あるとき、
ほかのお子さんがそのブロックで、船のような形にしたブロックを
そのまま置いていました。
そのあと、そのお子さんがそれで遊んでいる様子がありました。
手にもって左右に動かしたり、机の上を滑らせたりとしていました。
ブロックは、基本
翌日は、作られたものは分解して置くようにしています。
そのままにしていると、ブロックは、自分のものだということになるため
他のお子さんが遊べなくなるためです。
ここにある「玩具」は、「みんなで遊ぶもの」ということだからです。
そうして、「共有する」ということを当たり前にしていきます。
次の日も「ブロック遊び」をしていました。
そこに、遊び方に変化がありました。
いくつか、小さい船のような形を作っていました。
その様子を観たとき
「大きな船を観て、それを作りたくてしたんだ」
「そのうち同じくらいのものを作るんだ」
と、真似て作ることを覚えたんだと「成長」を考えたところでした。
ですが、
お子さんを長年観てきた方からすると、
そのお子さんは、
「大きな船の作り物の一部分を表現したもの
スケジュール提示も一覧表より、1つの活動が提示できるめくるものが必要」
という着眼点でした。
あるお子さんが、
1枚の画用紙を真っ黒に塗っていました。
毎日、同じように黒く塗っているので、
ご家族が心配していました。
専門の方に相談したところ
「たくさん、画用紙を与えてください」とのお話でした。
そこで、たくさんの画用紙を与えたところ
そのお子さんが、
すべて塗り終わった時、並べると
大きなクジラの絵が完成したのです。
つまり、
そのお子さんは、
「くじら」みて、
パズルのように、1つのピースごとに捉えていて、
それをそろえることで、全体像ができるのでした。
つまり、
全体像をとらえて、部分的にみるのではなく、
部分を観て、全体像を観ているようです。
本のような並んだ文章は、どこから読んだらいいか、迷うし
部屋にものがたくさん散乱していたら どこから片づけたらいいかわかりづらい。
といったことになるようです。