理由なき行動の一つ | プロスペール (児童発達支援サービス・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援)

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色々な活動や出来事を通して、手立ての仕方などをブログに書いていきます。お役に立てられたら幸いです。 コメントを頂けるとありがたいです。よろしくお願いいたします。

ご拝読頂き、ありがとうございます。

 

お子さんをみていると、

考えられない行動をするときがあります。

その行動をしようとした時やした後に、

「どうして、そうしたの?」と聞いても

「わからない」

という答えが返ってきます。

なので、大人としては頭をひねる出来事です。

 

例えば、

お友達と楽しく話したり、冗談をしたりしているとき

手に持った鉛筆の先を当てようとする場面がありました。

 

びっくりして、

「ちょっと待って、鉛筆は何に使うものだった?」

と止めに入りました。

「書くためです」

「どうして、当てようとしたの?」

「わかりません」

「お友達が何かした?」

「してません」

「嫌なことがあったの?」

「ありません」

といったやり取りになりました。

 

その時の前後の様子を見ていても

楽しい様子で、そのお友達と話していましたし、

その子もいつものように変わらない様子でした。

もちろん、本人は鉛筆を当てる気持ちはありません。

ましては、そのお友達は大好きです。

 

大人から見ると、非常識な行動ととらえる場面です。

一刻も早く止めに入るところです。

原因を解明して、次そのようなことがないように手立てを考えます。

 

ですが、

本人の特性なり、個性なり、性格や環境といったところを

探っても 原因はないのです。

なぜなら

そのお子さんは、お友達を大切にして、いつも気遣っているし

日ごろから周りに攻撃するような行動をしないからです。

 

お子さんに限らず、SNSで拡散される動画に見られる

非常識な行動を見ていると

そこには、理由なき行動が見られます。

 

人間の本質に、そういう行動をする要素があるのでしょう。

自分たちも振り返れば、黒歴史は必ずあるのですから。