ご拝読頂き、ありがとうございます。
プロスペールでは、「身だしなみ」「片付け」ともう一つ
「スケジュールで見通しを立てる」が、あります。
どのお子さんも目の前に、興味を引くものがあれば、気になりますし、ずーっと時間を忘れてみてしまいます。
特に、ゲーム、動画などは、集中してみてしまうこと間違いないです。
ご家庭では、買い物先や車の中、家でも手が離せない時など、お子さんを静かにさせる目的のツールとして、ゲーム機や携帯を与えたりすることがあります。
これは大人の都合なので、突然、終わりを告げるとお子さんは怒り出すか、泣き叫ぶなどの状態になりやすく、
叱って終わらせるか、黙って取り上げるか、お子さんが納得いくまでずっとさせるか、などとどちらにしろ、
後味の悪い結果になり、お子さんは、「聞き分けのない子」「わがままな子」というレッテルが貼られることになります。
これがまた不思議なことに、「聞き分けのない子」「わがままな子」という子なんだという接し方を毎日していくと、そういう性格に仕上がっていくようです。マインドコントロールみたいな感じですね。負の連鎖でしょうか。
じゃあ、どうすればいいのか。
プロスペールでは、「スケジュールで見通しを立てる」ことをしています。
スケジュールで見通しを立てるとは、お子さんにこの先どうしていく、どうなっているを伝えることをしていくことです。
つまり、「お子さんとの話し合い」をしていくことです。
お子さんと話し合うことで、大人もお子さんもお互いが納得いくようにします。
ただ、話し合い方といっても大人の事情を話して、「だからこうしてね」「だから、こうしなさい」「しないとさせないよ」という話し合いは、NGです。
「話し合い」というからには、大人の言い分も伝えますが、お子さんの言い分も同じように聞いてあげる、そのうえで
「どうしようか?」と尋ねることが、「話し合い方」になります。
ポイントとしては、事前に、必ず話し合いをします。
また、ルールがあるんだということを伝えることが必要になります。
途中変更は、基本出来ません。する必要がある場合は、事前に伝えます。
つまり「(希望を聞いて)わかった、ゲームをしたいんだね。でもね。○○するには、時間を決めないといけない。何時には、○○しないといけないからできる時間は、○○までだよ。どうする?」
みたいな感じです。
もちろん、お子さんによって場面や話す内容や話し方、言葉を変えていきますが、なんとなくわかって頂けるとありがたいです。
では、守れなかったときはどうするのか。
やはり、話し合いです。
どうしてできなかったのか、どうしたらできるのかをじっくり話し合うことです。
そして、次回につなげていくことになります。
「片付け」と同じように、大人は「できるまで信じること」です。