Pの食卓 -9ページ目

坂木司さんサイン会 3月4日 TRICK+TRAP にて

3月4日(土) 14時 から TRICK + TRAP にて 『青空の卵』 文庫化を記念し、

覆面作家でいらっしゃる 坂木司さんのサイン会 が行われる模様です。

サイン対象本は、坂木先生の本であれば何でも可、とファン垂涎の企画ではないでしょうか?


なんでも 「TRICK+TRAPでしか実現しないサイン会」 というコピーの元行われるサイン会であり、

情報元の 『パン屋のないベイカーストリートにて』 の記事によると:


    坂木先生は副業があるため、メディアに顔を伏せておられます。

    先日発売になったばかりの「野性時代」の「かっこいい本屋さんに会おう」に

    当店が採り上げられていますが、そのインタビュアーが、なんと坂木先生。

    そこでも、顔は隠して写真には手だけが写っています。

                ("覆面作家サイン会?!" パン屋のないベイカーストリートにて; 2006.15.FEB )


    というわけで、坂木先生自作のコピーにもありますように、

    ほかでは実現しないサイン会の開催と相成りました。

    といって、当日、坂木先生は覆面をしていらっしゃるわけではありません。

    そこで、参加される方には、時効警察のように、「誰にも言いません」カードを書いていただこうか

    ――と、ハーフ・シリアスに考えています。

                ("覆面作家サイン会?!" パン屋のないベイカーストリートにて; 2006.15.FEB )


覆面作家ということで表舞台には出てこられなかった作家さんと対面してサイン会。

もちろん覆面無しとあっては、ファンの方、興味をお持ちの方は行くしかないかと!

そういえば、エラリー・クイーン のリーと ダネイも記者会見をしたようですが、

二人とも覆面し、一人がバーナビー・ロス、もう一人がエラリー・クイーンとして会見に臨んだようですね。

覆面した作家さんとの交流というのもおもしろそうですが、無いに越したことは無いですね;


応募方法等につきましては、『パン屋のないベイカーストリートにて』 に詳細が載っております。

戸川さん宛にメールを送ること、締め切りは 2月26日 ということだそうです。


坂木司さんの本は 《日常の謎》 系という話を聞いており、興味を持ってはいるものの、

帯に見え隠れする BL など、つい半年前までガチガチの堅物であった僕にはレベルが高い;


坂木司さんファンの方、既読の方、絶対に参加することをオススメいたします!


TRICK+TRAP (吉祥寺北口を出て、左に直進、TALK BACK というビストロの上が店舗です)


坂木 司
青空の卵



追記:


ネトミス本家のBBS にて興味深い書き込みを発見、営利が絡むため、各自ご判断にお任せ。


   劇団P・T企画による観客参加型ミステリ劇 『優雅な死の宣告』


   大阪の北区大淀南にある Bar & Dining HIMAWARI というところで、

   「観客参加型のミステリ劇」 が催されるようです。

   観客は目撃者なのかはたまた探偵役なのか、本当に 「参加型」 のようです。

   お酒を片手に推理をしながら巻き込まれちゃおう、ということなのでは?!

   演目は 『優雅な死の宣告』 ミス・マープル が登場するようです!

   期間は 2月21日~27日、時間は色々あるようなので下記HPにて。


詳しくはこちら→ http://pt-kikaku.com/  大阪に住んでいたら; 絶対行くわ;


スーシェ 『ポワロのクリスマス』 ドラマ

ヒーターが故障し、直してもらおうと管理人に電話するポワロ。
しかし管理人はクリスマス休暇を理由に断固拒否…イギリスらしいです。
それ以上にめちゃめちゃ不機嫌なポワロにときめきが。


「あまりおいしそうに見えんね」 とウェイターに対し不満をもらすポワロに大爆笑。
それに対し 「ウィンザー風ブラウンオニオンスープです」 と応える給仕、一枚上手です。

不機嫌そうな顔がうまいなあ、とスーシェの魅力に改めて感じ入ります。


場所はゴーストン館、ダイヤの魅力に取り付かれた邪悪な老人シメオン・リー。
長い間離れ離れに暮らしていた子と孫たちが一同に会するゴーストン館のクリスマス。
そしてそこにポワロが招かれた… 事件が起こらぬ要素が無い。


実はまだ小説の方で読んだことがなかったのですが、ここで使われているトリック、

とても映像映えするパントマイム的(クリスマスに観る家族向けの劇の意味)なおもしろさがあります。

全体を包むクリスマスの雰囲気がそうさせるのでしょう。

最後にポワロとジャップがプレゼント交換するシーンなんかもとてもおもしろいです!


アガサ・クリスティー, 村上 啓夫
ポアロのクリスマス

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聖夜に惨劇は起きた!一族が再会した富豪の屋敷で、偏屈な老当主リーの血みどろの死体が発見される。部屋のドアは中から施錠され、窓も閉ざされているのに、犯人はどうやって侵入したのか?休暇返上で捜査にあたるポアロは被害者の性格に事件の鍵が隠されていると考えるが…クリスマス的趣向に満ちた注目作。

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それほど評価は高く無いようですが、ねじれた老人、復讐などなどグッとくる装置がたくさんあります!

エラリー・クイーン 『ギリシア棺の謎』

    「---. 今後、僕は、自分が関係した事件については、

    その犯罪のあらゆる要素をひとつ残さずつなぎ合わせ、

    あらゆるあいまいな点が最後のひとつまで説明できるまでは、

    けっして、解答を持ち出しませんよ」
                              (ch. 16 Yeast 『酵素』 エラリーの決意表明)


エラリー・クイーンの推理小説を読む際、読者がやきもきする点として、
エラリーがなかなか推理を開陳しないことが挙げられるかもしれません。
「読者への挑戦状」を挿入するという構造上、推理の遅延はやむを得ぬ展開なのですが、

その不自然さを逆手に取るかのように、

この小説では 「過去の失敗を繰り返さぬため」 という理由付けを行っています。
どこまでも論理漬けなクイーンなのでした。


本日紹介しますは、エラリー・クイーンの 『ギリシア棺の謎』 です。

Ellery Queen The Greek Coffin Mystery


エラリー・クイーン, 井上 勇
ギリシア棺の謎
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ニューヨークのどまんなかに残された古い墓地の地下室から発見された二つの死体。その謎を追うエラリーは、一度、二度、三度までも犯人に裏を掻かれて苦渋を嘗めるが、ついに四度目、あざやかに背負い投げをくわせる。大学を出て間もないエラリーが、四面楚歌の中で読者に先んじて勝利を得ることができるだろうか?クイーン最大の長編で、古今有数の目異変であり、本邦初の完訳。
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エラリー・クイーンを読む上で決して読み飛ばすことのできない作品です。
大学を卒業したばかりのエラリーが見せた最大の失敗を記録した小説で、
後のエラリーの性格を形成していく出発点となった小説でもあります。
彼の様々な癖や性質などの説明などが成されており、ファンにとっては微笑ましいもの、
どうでもいい人にとっては鼻をつまみたくなるような説明的な小説です。


「本格もの」 において重要な要素に 「謎に満ちた事件」 があると思います。
『ギリシャ棺の謎』は最初の事件はとても平凡なもので、
およそ分析家の出るべき複雑難解な事件では無いように思えますが、
若きエラリーの登場により、事件はますます複雑なものへと変わっていく…
後期エラリークイーン問題に繋がる「しっぽ」が見られるのではないでしょうか?


二転三転するごとに全く様相を変える 「ハルキス事件」 ですが、
その変化は読者の期待を裏切らない劇的かつ興味深いものです。
根幹は変わらず様々な様相を見せる事件はまるで花や実をつける木々のよう。
もっともエラリーにとっては毒々しい花であったのでしょうが、
最終的に 「解決」 という甘い果実をもぎ取れたことでエラリーも満足でしょう。


さて今回の事件ですが、とてもおもしろい仕掛けが仕掛けてあるかと思います。
犯人を当てる!と意気込む僕のような力足らずな素人探偵気取りの読者は
エラリーと同じ体験を追体験することになるかと思います;
なんだかエラリーに犯人共々背負い投げを食らわされた感ありです;

作中のエラリーだけではなく、読者にも同じ苦い体験をさせるところに、
リーとダネイの構成と筆の妙を感じざるを得ません。 とても楽しかったです。


『オランダ靴の謎』 でも感じましたが、意外な結末にまたしても吃驚!
脳天を突き上げる衝撃で、そんなー!と電車内で立ち上がりましたとも;
おもしろかったと思う一方で、ポワロにはない不満足があるかもしれません。


章題に見られる遊びや二転三転する事件の特異性、稚気に溢れた推理小説だと思います。
ロジックのおもしろさに興味がある人は買いです!

ベッツィ・パルマー 『13日の金曜日』

この映画がテレビで再放送されたとき、全国の夜更かし子どもの心にトラウマが残ったのでは・・・

ホッケーマスクの殺人鬼ジェイソン・・・ その恐怖は中学になっても薄れることは無かったです。

しかし、そのジェイソン、第一作には(あの姿では)出てこないのです。

本日紹介いたしますは、ホラーの名作 『13日の金曜日』


ワーナー・ホーム・ビデオ
13日の金曜日<特別版>

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若い男女が殺されて以来、ずっと閉鎖されていたサマー・キャンプ場「クリスタル・レイク」が十数年ぶりに開放され、若者たちが集まってくる。そして13日の金曜日の夜、彼らは次々と何者かに惨殺されていく…。
1980年代に世界的現象ともなったスプラッタ映画ブームのきっかけともなった、残酷ホラー映画シリーズの記念すべき第1作。とにもかくにも軽薄スケベ丸だしな若者たちが、まるでショーのように殺されていく無慈悲な展開は、映画というものが所詮は虚構の産物であることを痛感させ、ダークなエンタテインメントというものが立派に成り立つことを証明してくれてはいる。監督のショーン・S・カニンガムの出世作。まだ無名のケヴィン・ベーコンなども、無残に殺される役で出演している。シリーズの顔“ジェイソン”が、どんな形でスクリーン・デビューしているかは、じかにその目で確かめられたし.。

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スプラッタホラー映画だろ!っとツッコミが入りそうですが、あえてここで紹介。

『13日の金曜日』・・・ 十数年ぶりに観返したわけですが、この映画、ミステリですね。


血が飛び散ったり、事件が凄惨なものであるため、スプラッタやホラーの要素が強調されてますが、

映画そのものは whodonit と whydonit に主眼を置いたもので、

犯人特定に必要な情報はほぼ提供されており、推理小説で例えるならば 「本格もの」 です。

Pの好みである 「サプライズエンド」 も達成されておりますです。


「誰が何のために、どうして彼らが犠牲者に?」 を考えながらこの映画を見ていると、

『13日の金曜日』 がプロット構成、謎、事件の特異性などなど

他のスプラッタ映画と異なる質の高さを感じることができます。

このあたりに名作と呼ばれる所以があるのでしょう。


子ども心に恐ろしかった『13日の金曜日』、推理小説眼を通してみれば本格テイスト。

興味を持たれた方は、DVD特別版、観てください。



追記:

電車の中吊りで気になる広告を発見。


    「世界らん展日本大賞2006」

    2/16(土)~26(日) 東京ドームにて開催!

    「あでやかに蘭の絵巻、開く」


中井文学の開幕かー!ってくらいグッとくる見出しに思わず興味を引かれました;


蝋梅はもう咲き始め、梅もそろそろポツポツ咲いてくる頃。

そんな中、蘭の展覧会とあっては行きたくなります。



追追記:

推理小説風映画ということで、もう一つ紹介。

ビデオメーカー
パズラー

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人里離れた山荘で展開される、謎と恐怖と欲望にあふれたサスペンス。バカンスでアルプスの山奥に来た5人の若者は、辿り着いた山荘で3人の男の死体と黄金の首飾りを発見。黄金に目が眩んだ彼らは、死体を処理して首飾りを売りさばこうと企む。

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これはひどい。

「本格」と近い意味を持つ puzzler が題名に挙がっているのですが、おいしくないです。

多角的に論証しようとするのですが、ノリが軽い・・・

この映画でやりたいことは全てわかるのに、映画の内容からソレが伝わってこない;

これまで一度も批判めいた感想を書いたことはありませんが、敢えて書かせてもらいます。

これはひどい。

TRICK+TRAP 再び ~フランス白粉の謎を求めて~

TRICK+TRAP 本日リニューアルオープンということで、再び行って参りました。

狙っていた本は エラリー・クイーン 『フランス白粉の謎』 中井英夫 『中井英夫全集 II 』 などなど。

「本当に読みたい推理小説はここで買いたい!」

そんな無駄な熱い思いが今回の無謀な行動につながりました;


電車に揺られること約1時間半、うとうとしたり、『ギリシア棺の謎』 を読み進めたり。

『ギリシア棺の謎』、全体の半分を過ぎてようやくエンジンに火が入ってきた感!!

なんとなく推理の材料が出揃ってきたかな・・・? というところで吉祥寺に到着いたしました。


中央線快速から降りてホームに立った瞬間、これはひどい・・・

ただでさえ寒いのにも関わらず、ビュウビュウ音を立てて体を通り抜けていく風、風、風。

容赦なく体温を奪っていきます・・・ 

TRICK+TRAP にたどり着く前に何度も他の店に入り体温回復してしまいました;


半分体が凍ったまま、なんとか TRICK+TRAP にたどり着き、一命を取り留める。

TRICK+TRAP、過去数回行ったときと何かが違う・・・ 入りやすさを感じました。

ドアが1cmほど開けられており、入りやすさを演出! さりげない心配り!

白熱灯の暖かそうな光に導かれ、ドアの中に入ると、コーヒーの香ばしい香り・・・

レジでスーツ姿の戸川さんがコーヒー片手にお仕事なさってました。


買った本は以下参照


エラリー・クイーン, 井上 勇
フランス白粉の謎
エラリー・クイーン, 井上 勇
エジプト十字架の謎
泡坂 妻夫
亜愛一郎の狼狽
中井 英夫
中井英夫全集〈2〉黒鳥譚

海外ものの棚の本は全て題名順に並べられており、

創元やハヤカワなど違う出版社の本が隣り合っております。

本屋というより図書館の本棚といった感じの書棚になっておりました。

よりアットホームで居心地の良い雰囲気になり、その上探しやすくて嬉しいです。


上記購入した本ですが、昨日購入した 『ミステリ十二か月』 で紹介されている本がメインです。

北村薫さんのオススメとあっては読みたくなってしまったわけです;


小野 不由美
黒祠の島
若竹 七海
古書店アゼリアの死体

この2冊に加えて、仁木悦子さん9冊・・・ 結構積んでしまった気がする。

こんなに充実した読書生活は今だけという思いからか、ディケンズ一色から解放された喜びか、

どれも読みたい本ばかりなので一週間の休み、心ゆくまでエンジョイできそうです。


目的を済ませ、暖を取る+お腹を満たす目的で夕食を取る場所を探す。

TRICK+TRAP の下にある TALK BACK というお店、ここはオムレツが絶品!

とてもおいしいので行きたいけれど、ここは友達と行くともっとおいしいところ。

だから今日は一人でも楽しめる(と思う) 英国風パブ ullapool ウラプール に向かいました!!


英国風パブなら一人で楽しめる!

ロンドンにいたときは毎晩20時から23時まで物書きをしながら入り浸ってました。

落ち着いているけど賑やかな雰囲気が楽しい。パブは居心地が良いです。


時刻は七時、夜の闇はますます深く、風は一層冷たく吹き付ける。

あまりの寒さに耳が痛くなり、手なんかは感覚が無いくらい・・・

凍え死ぬーと思ったところで、ウラプール発見!


ullapool


・・・orz


月がとても白くきれいに輝く夜でした。


北村薫さんのサイン会に行ってきました ~TRICK+TRAP編~

昨日2月11日、TRICK+TRAPのプレオープン戦、北村薫サイン会に参加してまいりました。

サイン会の対象本は 『ミステリ十二か月』 です!


北村 薫
ミステリ十二か月

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「よくこんなことを考えたな!」と感心したくなる『七人のおば』/高校生の北村少年がこたつで読んだ名作『虚無への供物』/「そんな馬鹿馬鹿しい話」と思ったら、実は……!『成吉思汗の秘密』/寝る前に一編ずつ読んでも、ふた月楽しめる『ミニ・ミステリ傑作選』 出会えて良かったと思える本が、かならずあります。 有栖川有栖氏との熱血対談と、大野隆司氏の彩色版画を収録

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収録されている作品は全部で50冊、その数だけでも驚きですが、

紹介されている小説のタイトル!これがまたグッとくるものばかり!

『虚無への供物』 『アクロイド殺し』 『三つの棺』 『毒入りチョコレート事件』 などなど。

推理小説好きが一度は通るであろうタイトルがずらり!

読みたいな、と思う作品が挙がっているので嬉しくなります。


さて、サイン会の話。

有栖川さんのサイン会の時の失敗を踏まえて、少し早めに会場に潜伏したPとB。

そこで前回もお世話になった 有栖川探偵小説事務所の事件簿 の lihoさん  と合流!

一緒にお茶を飲みながら、サイン会開始までの時間を過ごさせていただきました。

あの焼きプリン?はどういう味だったのだろう??

とろける杏仁豆腐は普通のおいしい杏仁豆腐でした。


えと、サイン会の話に戻します;

リニューアルということで、会場の TRICK+TRAP どのように変わったのかなあ、と思ったところ・・・

内装に関しては何も変わっておりませんでした。 プレートが変わったくらい?

書棚に並ぶ本がだいぶ系統立てられてそろえられていたように印象受けました。 さすがです!


初めて会う北村薫先生の印象は 『学校の先生』 という感じでした。

先入観があったからかもしれませんが、小説の文体に見られるように柔らかな印象。

初めてサインを頂いたわけですが、ちゃっかり 「○○君と書いてください」 と注文してしまいました;

そんな図々しい僕の願いを聞き入れてくれて、君で書いてくださった北村薫先生・・・

本当にありがとうございました。 とブログの辺境地でお礼を言うのであります。


そしてサイン会場では、偶然にも The Key of Midnight の聖司さん とも会うことができました。

あまりお話することもできず、ご挨拶程度になってしまいましたが、

また機会がありましたらお茶でも飲みながらお話したいと思っております。


そんなこんなで時間が過ぎ、北村薫先生のサイン会は終ったわけですが、

終了後、店内に入りますと、そこには 若竹七海さんのお姿が・・・

迷わず文庫を買いサインをしていただきました。

その後Bから 「てかペロー若竹さん読んだこと無いでしょ!」 と叱られました。

かっちり読んでファンになりますです;


サイン会でまた一つ楽しみが増えました。

TRICK+TRAP の戸川さんがファンの要望に応えてくださり、フリーペーパーをお作りになられました!

その名も TRICK+TRAP MONTHLY vol. 1 毎月配られるそうです!

月1で通いたくなる要素が増えました;


サイン会後は りほさん あるふぁさん はづきさん たちとお食事会に。

とても楽しい一時を過ごすことができました。 皆さん本当にありがとうございます。


それにしてもハイジだのバナナのみるくだの、変なメニュウでしたね^^


エリス・ピーターズ 『修道士カドフェル 悪魔の見習い修道士』 ドラマ

毎度口癖のように言っておりますが、『修道士カドフェル』・・・ この質の高さはドラマか!

先ほど寝ようとしたところ、何気なくチャンネルを回してみると、

ミステリーチャンネルでやっておりました。 すわお布団から飛び出し、見る事一時間半・・・

完全に寝るタイミングを逃してしまいました・・・


今日(金曜日)放送されたのは、『悪魔の見習い修道士』です。

大まかな内容は以下の通り、アマゾンからの引用。


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――深夜の修道院に響き渡る恐ろしい唸り声。それは、見習い修道士・メリエットが、悪夢にうなされてのものだった。情の薄い父親が連れて来たこの青年は、何かから逃れるように、少しでも早く修道士になることを望んだ。ところが連夜の奇行から、いつしか「悪魔の見習い修道士」と呼ばれるように。彼の悪夢の原因は? そして、奇しくも彼が発見した射殺死体との関連は……。カドフェルは魂の救済に乗り出した。
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引用内にもありますが、まず目からうろこが落ちたものとして、射殺死体。

字面から脊髄反射で拳銃などを想像してしまいましたが、

弓矢でも何でも射殺されたら射殺死体なのですね。

何てこと無い話ですが、なぜか 「おー」 と感心してしまった自分がいます。


今回は前回に比べるとややミステリとして弱い印象を受けました。

それというのも、この話も錯誤に重きを置く構成だと思うのですが、

その錯誤が作中にのみ留まってしまい、視聴者の側まで謎が伝わってこない感じでした。

登場人物の少なさが原因か?はたまた作者が表現したいことが別にあったのか?

とにかくそのようにすることで、物語性が強まり、論理美とは違う面白さが現れていました。


本で読むとまた違った感想が出てきそうな内容です。

明日、本屋さんにあったら買ってみようかと思うPでありました。


エリス・ピーターズ, 大出 健
悪魔の見習い修道士―修道士カドフェルシリーズ〈8〉

追記:

個人的にエラリー・クイーン強化月間に設定しているのですが、なぜか麻耶雄嵩さんの作品を一つ読了;

その作品内で、ある登場人物が一日でエラリー・クイーンを四冊読了するという表記が・・・

『ギリシャ棺の謎』 読み始めてから三日目にして200ページです;

おいでよ、どうぶつの森 Animal Crossing

最近はまっているゲーム、Nintendo DS 『おいでよ どうぶつの森』 について。


任天堂
おいでよ どうぶつの森

世界のどこかにある、誰も知らない、誰も見たことのない村。

そこで動物たちと楽しく、愉快で、ときどき哀しくて、やっぱり楽しい生活を送るゲームです。

釣りをしたり、ゆきだるまを作ったり、散歩をしたり、スローライフをエンジョイしたい人向け。


大人も子供も遊べる 『おいでよ どうぶつの森』 ですが、海外でも一大旋風を巻き起こしそうです。

その名も Animal Crossing 、良い名前ではないでしょうか。

そんな Animal Crossing 、なかなかどうしてすごいCMを作ってしまったようです。


↓直リンクなもので↓

http://www.gametrailers.com/player.php?r=1&type=wmv&id=9200

情報元:友人のメールにて


ちょっとツボにはまりましたですよ。


散歩 というか 通勤

氷風 過ぎて乱るる 雪桜 舞い散る氷花に 香る香も無し


yukisakura

麻耶雄嵩 『神様ゲーム』

様々な方面で名前が挙がっていた麻耶雄嵩さんの 『神様ゲーム』

近日読もうかなと思いつつ、本屋に立ち寄ったところ発見、即買い、即日読了。

結末に至る道筋を辿り終えたら カラクリリリカルのネタバレ考察 を読ませていただこうと思います!


そんなわけで購入即読了という思わぬアタリっぷりを発揮した 『神様ゲーム』 のご紹介。


麻耶 雄嵩
神様ゲーム

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小学4年生の芳雄の住む神降市で、連続して残酷で意味ありげな猫殺害事件が発生。芳雄は同級生と結成した探偵団で犯人捜しをはじめることにした。そんな時、転校してきたばかりのクラスメイト鈴木君に、「ぼくは神様なんだ。猫殺しの犯人も知っているよ。」と明かされる。大嘘つき?それとも何かのゲーム?数日後、芳雄たちは探偵団の本部として使っていた古い屋敷で死体を発見する。猫殺し犯がついに殺人を?芳雄は「神様」に真実を教えてほしいと頼むのだが……。

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この物語は麻耶雄嵩さんでなければ書くことはできない、改めてそう思わされる一作でした。

子供(?)の視点で描かれた連続猫殺害事件と殺人事件ですが、

同じ子供(?)の視点で描かれた仁木悦子さんの作品とはまったくベクトルが違います。


不条理とも言える本作品の内容に消化不良を起こす読者さんもたくさんいるかと思います。

それは当然な反応だと思いますし、その点でこの作品に文句を言うことはできません。

なぜなら、この作品は アンチミステリ であるからです。

『夏と冬の奏鳴曲』 をお読みになられた方はわかると思いますが、あの読後感です。


そしてその読後感は 「神様:鈴木君」 の存在に大きく因るところがあるかと思います。

『神様ゲーム』 というタイトルが示す通り 「神様ゲーム」 が小説内で展開されています。

ある犯罪が起こり、その犯人が誰なのかを神様に尋ねると、神様はあっさりと名前を提示します。

全知全能の神様であるため、その解答に間違いは無く、読者はその答えを受け入れる他ないのです。

鈴木君が神様か否かについても色んな見方ができるかと思います。


↓ネタバレでも何でも無いですが、読後の行動に触れるため反転↓


お気づきかもしれませんが、このミステリの中には原因と結果もしくは最初と最後だけがあり、

その間にあるべき過程、論文で言うところの確たる論証が一切ありません。

そのため読者は一度本を読み終えたあと、独特の読後感を胸に抱きながら最初のページに立ち返り、

不完全なパズルのピースを埋めていく作業をしなくてはならないのですが・・・

そこには神様の出した答えに合う理由を小説内から拾っていく楽しさがあります。


あらかじめ用意された答えに当て嵌まるように論拠を見つけていく作業は、

論文の世界においてはタブーとされることであるため、

同じく論理を扱うミステリでも避けるべきことかもしれませんが、とにかくその作業がしたくなる! 

『夏と冬の奏鳴曲』 の読み終えたあとのモゾモゾした感じを思い出します!


僕個人の意見ですが、やっぱりエンタテイメントとしてのミステリに必要なものは、

びっくりして 「なるほどそうか!」 っと思わされるサプライズエンドだと思います。

論理の美を追求する文学が推理小説であるという大前提を踏まえた上で、

読者に対するご褒美としてサプライズエンドが提供されていると、とても嬉しい気持ちになれます。


麻耶さんの作品の多くには、そのサプライズエンドが効果的に達成されています。

「へー!」 という驚きではなく、「な、なんだってー!」 という類の驚きで、

思わず最初のページまで遡り、結末に繋がる断片を拾い集めて 「なるほど!」 と思いたくなる。

そんな素敵な恐ろしさがあります。 そんな麻耶さんの手腕が怖くなってきました。


色々な書評などで 子どもに読ませたらトラウマになる との表記を見かけますが、

小さい頃の僕が読んだらもう少し違った人生を歩めていたかもしれません^^;


誕生日前に読ませ、誕生日のケーキに消えにくいろうそくを一本混ぜておくのも手かなあ、

などなどサディスティックな考えに取り付かれるのも麻耶効果か!など勝手に考えています;


手遅れにならない段階で知っておくべき事が書かれているかと思います。

二年前の自分に 『神様ゲーム』 を手渡して、目を開かせてあげたいと本気で思います。


麻耶雄嵩、アンチミステリ、不条理、謎解き好き、『夏と冬の奏鳴曲』好きの方、買いです。