ヴォクシー MZRA95W(4WD) KYBダンパーテスト | サスペンション開発日記

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KYBダンパー&スプリングの開発テストのレポートとレース活動の報告です!

ヴォクシー MZRA95W テストしました。
 
 
 
今回は2.0Lガソリンモデル 4WD です。。
 
 
新型プラットフォームで低重心・低慣性の
ドライバビリティは2WDで感じた通りではありますが、
 
4WDモデルは2WDに比べて車高設定が
Fr)+33mm Rr)+35mmとまあまあ高いんです。。。
 
 
 
↓↓↓ 2WD ↓↓↓
 
 
 
そうなるとバネ上の挙動は大きく、
旋回時のロールスピードはどうしても速い傾向。 
さすがに高速操安面では2WDと差が出ますね。
 
とはいえ競合他車に比べれば
軽快さのある走りと上質感のある乗り味は
高い次元でバランス取れているのは流石(^^♪
 
 
まずはノーマルストローク関係のデータ取り
 
4WDは高い車高設定のため
フロントダンパーのケース長も長めの設定
 
ということで、2WDはフルストローク再現で
ドラシャとボディのクリアランスが少なかったですが
4WDは普通に余裕ありでした。。。
 
 
 
ただ、4WDのレイアウトのため
2WDに対して車高は33mm高いのに
最低地上高であるフロントメンバー部分が
7mm低い138mmという状態なんです。
 
つまり、ローダウンスプリング設定において
4WDの使用環境も考慮しつつ、
見た目のカッコ良さも両立したいところですが
この寸法関係はかなり悩みどころ(^^;)
 
 
オリジナルの車体の状態を把握したところで
ダンパー試作品の装着確認スタート。
 
今回もテストアイテムは1種類
『NEW SR MC』 のみで行います。
 
 
 
さっそく装着
 
 
 
 
 
走りのフィーリングは良好!
 
ノーマルで気になった高速走行時のバネ上挙動は
しっかり制御されていて、タテ・ヨコ挙動の収束は
グッと向上しています(^_^)v
 
感覚は重心が車体中心にキープ出来ている印象。
 
ステア操作時の手応えも良く、
フラット感も増して乗り味も文句ナシですww 
 
イメージ通りの 『NEW SR MC』 フィーリングです!
 
 
続いて今回もNEW SR MC代用で
ローダウン時のフィーリング確認をします。
 
スプリングはRS-R Ti2000 Downを使用します。
 
 
バンプクッションはノーマルより短いを物を使用
 
 
 
 
 
 
今回車高は フロント-43mm, リヤ-37mm
 
専用バンプクッションにしたおかげで
ストロークを確保出来て嫌みな突き上げも無く、
ステアフィールも問題無し(^_^)v
 
 
引き続き HYBRID 4WD (ZWR95W)
のテストもやりますよww
 
そしてローダウンスプリング 『L・H・S』 
も準備出来次第テストしていきます!
 
 
 
完成まで今しばらくお待ちくださいませm(_ _)m