ソリオ MA27S (2WD) KYBダンパーテスト | サスペンション開発日記

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KYBダンパー&スプリングの開発テストのレポートとレース活動の報告です!

ソリオ MA27S (2WD) テストしました。
 
 
 
2020年12月に発売開始となった3代目となる新型「ソリオ」
 
5人乗りでせまい路地でも使いやすい絶妙なサイズ感
人気セグメントのパイオニアですね(^^)
 
新型の乗り味はだいぶ印象が変わっています。
 
トール2BOXながらしっかりしたフィーリングの先代に対して
全体にダンピングがソフトでおしとやか。
 
後部乗り心地改善に合わせてフロントもソフトな設定
4気筒エンジンの振動は少なく、滑らかな乗り心地ですww
 
ただし速度を上げるとちょっと気になる部分も・・・
今回テスト車のMA27Sはフロントスタビが無いため、
ステア応答はかなり緩く、リバウンドスピードも速い。。。
 
ちょっとしたステアリング操作や路面の影響でも
ゆらっとロールしてしまうところがやや不満なところ。
 
個人的には先代のフィーリングの方が
スズキらしさがあって良かったと思ったりしますww
 
是非このあたりはダンパー交換による収束性アップで
ステアフィールと操安面の向上を期待しましょう!
 
 
 
今回のテスト車は 2WD グレード 「G」
 
まずはノーマルストローク関係のデータ取りと、
そして各部のクリアランスや各パーツの寸法詳細を現物確認
 
 
先代は前後ともにバンプクッションはゴム製だったのですが
(マイナーチェンジでリヤはウレタンに変更されました)
前後ともにウレタン製でたわみのあるタイプになっています(^^♪
 
 
 
 
それでは試作品の装着
 
テストアイテムは毎度の2種類
『NEW SR MC』 & 『Lowfer sports』 
 
 
 
フロントは2WD&4WD ALLグレード共用
リバウンドスプリング内蔵で設定しました(^_^)v
 
リヤは2WD専用品です。
 
 
まずは 『NEW SR MC』 からスタート
 
 
 
 
フロントの減衰ボリュームはもう少し高くても良かったかな(^^;)
 
滑らかでスムーズなストローク感は良いものの
設定した仕様ではイメージよりややおとなしいフィーリング。
 
スタビライザーレスはやはり影響大ですね。。。
 
このあたりは次回HYBRID(スタビライザーあり)で
確認して判断したいところです(^_^)v
 
 
 
リヤは収束性とスムーズさが上手くまとまっており
オリジナルの乗り味もキープ出来ていて問題なしww
 
乗り心地面はまったく問題なしです(^^♪
 
 
 
続いて 『Lowfer Sports』 
 
スプリングはESPELIR Super Down Susを使用します。
 
 
 
本体ケース長を-15mm短縮しているので
NEW SR MC同様スムーズで自然なストローク感
 
路面からの入力感とハンドリングのバランスは
とても良くまとまっています(^^)v
 
面白みはグッと上がりましたww
 
 
 
リヤはケース長を-20mm短縮しているので
バンプストロークはしっかり余裕もあり
乗り心地も悪化させずにローダウン出来ています(^^♪
 
 
ソリオ MA27S (2WD)
『NEW SR MC』 & 『Lowfer sports』  確認終了です!
 
ダンパー減衰力については後日
HYBRID MA37S で確認して決めたいと思います(^_^)v
 
 
 
次回は 『L・H・S』 のテストをレポートしますww