N-WGN JH3 KYBダンパーテスト | サスペンション開発日記

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KYBダンパー&スプリングの開発テストのレポートとレース活動の報告です!

N-WGN JH3 テストしました。
今回のテスト車はSTDモデルの2WD(FF) 
グレード「L Honda SENSING」
2019年8月に発売された 2代目となる新型「N-WGN」
コンセプトは“New Simple!”  
Nシリーズ一番人気のN-BOXの力強いキャラクターとは
あきらかに違う路線のようですね♪
 
 
デザイン面もさることながら生活に寄り添うクルマということで
通常走行メインにセッティングされているためか
走り出し第一印象は全体的に「ソフト」
 
特に気になったのはリヤの入力感がかなり柔らかく、
速度域が高くなるとバンプ・リバウンド共にストロークが多く
場面によってはフワフワする感じがどーも・・・
 
コーナリング時の姿勢はリヤがやや砕け気味(~_~;)
今回テスト車のSTDモデルはリヤのスタビライザー無し仕様
そのため特にその傾向が強いのかもしれません。
 
思えば先代N-WGNは
同時期Nシリーズの中では最も剛性感が高く
走りも良く、乗り心地面の上質感も高いモデルという印象でした。
 
なので新型はかなり大幅なキャラクター変更となったのでしょう。。。
といったところが個人的な印象ですww
 
ハンドリングバランス主体で思うには、
通常走行の領域でも、もうチョイしっかり感があっても良いかな~
 
 
そんな新型N-WGN
プラットフォームは前出のN-BOXと共通ですが
念入りにオリジナルのストローク関係のデータ取りからスタート(^^♪
 
 
そして試作品のテストに入りますww
 
今回も毎度の2アイテム
『NEW SR MC』 & 『Lowfer sports』 
 
 
 
ノーマル&カスタム共用の2WD(FF)専用品です。
 
 
まずは 『NEW SR MC』 からスタート
 
 
 
 
全体的なしっかり感は増して高速操安性は大幅に向上ww
 
ステアセンター付近のしっかり感も上がり、
初期ステア時の応答もグッと良くなったので
手のひらから伝わる安定感が明確に変わりました!
 
 
 
 
リヤのマッチングも程よいボリュームアップ感ww
収束性と質感の高い乗り心地で問題なしです。
 
前後のストロークスピード、ロールバランスはイメージ通りになり
ハンドリングバランス良い、安定感の高いセットになりました(^^)v
 
 
 
続いて 『Lowfer Sports』 
スプリングはESPELIR SuperDownSusを使用します。
 
 
 
全体的にNEW SR MC同様バランス良くまとまっており問題なしww
 
オリジナルの設定が前後ともストロークに余裕があるので
ハンドリングバランス・乗り心地ともに悪影響無しです(^^♪
 
 
 
 
低重心になりレスポンンスも良くなり
曲がる・止まるの基本的な運動性能はさらに向上しました!(^^)!  
 
 
ということで、、 
『NEW SR MC』 & 『Lowfer sports』  無事確認終了!
 
 
 
次回のJH3(STD)のレポートは 『L・H・S』 のテストです。
 
発売まで今しばらくお待ちくださいませ(^^)/~~~