デミオ DE3FS KYB ローダウンスプリングL・H・S テスト | サスペンション開発日記

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KYBダンパー&スプリングの開発テストのレポートとレース活動の報告です!

デミオ DE3FS
ローダウンスプリング『L・H・S』の再テストです。

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前回のテストでは、、
バネレート設定は問題無く、ダンパーとのマッチングもOK。。。

がしかーし、、
車高がイマイチだったので、やり直しました。

ちょっと間があいてしまいましたが・・・
それにはちょっと理由がありまして、、、

今回フロントの再試作品はかなり凝ったモノにしてみました。


独自のカーブドオフセット設計の製品です。。(^^)v

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以前も日記でカーブドオフセットスプリングについて書いたことがありますね。

その効果と言うと、、
横からの余分な入力がかかるストラットの場合、
余分な力を相殺してダンパー自体の動きをスムーズにするスグレモノ。

その設計はかなり複雑で、
ストラットのスプリングシート形状から検証してAssy状態まで考慮する必要があります。
しかも車高を下げるとなるともう・・・%&√%$□γ#!△π$※ な訳ですわ。

今回は依頼しているスプリングメーカーさんの協力を得て
独自の設計をしてもらいました。。。

写真ではちょっと解りづらいかもしれませんが全体形状が微妙に湾曲しています。


今回も車高違いで3種類準備。


早速とっかえひっかえ組み合わせて装着していきます。

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バネレートは前後共に前回のテストでOKだったスペックにしてあります。

同じバネレートではありますが、なにやら第一印象ちょっと違いますね !(^^)!

ステアリング中心付近のどっしり感があって、直進走行時のフィーリングがとても好印象!
イメージ的にはキャスター角を増やした様な感覚かな。。。

ステア復帰性も少し強くなっている感じなので、そんなイメージなのでしょうか。

いずれにしても、、
なんか独特なフィーリングでとてもイイ感じになっています。。。


ちなみに車高は、、
フロント: -24mm
リヤ: -25mm
といったところに上手くまとまりました。

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ノーマル車高と比べると・・・

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数値以上にスッキリとしていてガラッと雰囲気変わりますね。

バネレートは前回テストで決定した通り
フロント: 19.8N/mm (ノーマル比 107%)
リヤ: 16.5N/mm (ノーマル比 105%)


もともとハンドリングバランスが良く、走りにこだわったデミオですが
この内容ならバッチリ気に入ってもらえると思います。。。


そろそろ足回りをリフレッシュしようかな~ なんてお考えのオーナー様っ!

イイのが出来ましたっ (^.^)/~~~