フィットシャトルHYBRID GP2 KYBダンパーテスト

フィットシャトルHYBRID GP2　テストしました。

もともとラゲッジスペース広いフィットをワゴンスタイルにしてさらに使い勝手良くしたこの車。

ガソリン車の1.5L i-VTECエンジンに対して、
ハイブリッド車は、1.3L i-VTEC＋IMA（インテグレーテッド・モーター・アシストです。

フィットのようなスポーティーでシャキッとしたハンドリングとは違い、
比較的おっとりとして、上質なイメージです。。。

とはいうものの、、
1.3L+IMAの加速力はけっこうなモノ。。。

以前、ガソリン車でオリジナルのフィーリング確認と寸法取りをやっているのですが、その時のイメージからすると1.5Lより速いんじゃないかな。

足回り関係では・・・
フロントストラットは形状・寸法がフィットGE#系と同じ。
リヤは寸法が違うので専用設定です。

ということでデータを検証したところ、、
フィットRS(GE8)用とフィットHYBRID(GP1)用が使えそうな感じ(^^♪
もちろん専用設定の試作品も準備しました。

ダンパーテストを始める前はオリジナルの寸法関係、
ストロークチェックなどなどしっかりデータ取りします。

そうすることによって細かい部分の違いなども気付いたり、
メーカーのこだわりなんかを垣間見たりするわけですね。。。

今回もちょっとした変化を発見。

フィット系と基本的に取付け方法は同じなのですが、
前後共にダンパー最上部取付け部品がなんか違う・・・

フィット系及びフィットシャトル(ガソリン車)まではこんな感じだった
フロント・リヤの取付け部品構成。

ところが、フィットシャトルHYBRIDではこんな感じに・・・

フロントに関しては明らかにブッシュのたわみを規制している。
リヤは効果のほどは定かではないものの、
これまでのワッシャに比べゴツくなってます。

前後共に路面からの入力を最初に受けるブッシュを細工する事によって
ハンドリング・乗り味をチューニングしているのでしょうね。

第一印象「上質な感じ」を受けたのもこんなところが関係しているのかも。。。

そんなことも踏まえつつ、、
『 NEW SR SPECIAL』 のフィーリングチェック

まずはSET1専用試作品のセットから始めます。

全体的に「張り」があって、しっかり感がアップしてます。
ただ・・・　フロントはやや強めかな???
時折路面状況によってはザラついた感触を受けることもあるんですね。

NGレベルではないものの100点満点とは言えないな・・・

続いて、、SET2
フロントをフィットRS(GE8)用にしてみます。
試作品に対してバンプ側の減衰力がやや低めの仕様です。

SET1に比べてフロント入力感に丸みが出てジワッと粘りのあるフィーリングです。
ステアリングの手応え感もしっかりしていて接地感がわかりやすい。
かなり理想的なフィーリングです !(^^)! ほぼ100点！

続いて、、SET3
フロントをフィットHYBRID(GP1)用にしてみます。
試作品に対してリバウンド側の減衰力がやや低めの仕様です。

3種類の中では最も変化感が少なく前後バランスが少し崩れてきたか?
結果リヤの減衰感が目立つ方向になってしまいました。
全体的なフィーリングとしては面白みに欠ける内容です(-_-

ということで、結論としてはSET2の
フロント： フィットRS(GE8)用
リヤ： フィットシャトルHIBRID専用品
で決定です！！

続いて　『Lowfer Sports』 フィーリングチェック。
相方のスプリングは今回もRS-R社 Ti2000を使用しました。

事前のストロークチェックの結果、、
フロントはそれほど余裕があるとは言えないものの、、
全体的に-25mmまでは車高を下げてもハンドリングには悪影響ナシです。

こちらもまずは専用試作品のセットから。

車高はフロント： -30mm / リヤ： -22mm　と適正なバランスではありますが・・・

んー、、、ダンパーの減衰力設定に対してスプリングレートが若干強めか!?
NEW SR SPECIALで感じたやや強めの張り感は全く感じず、、
むしろスプリングが勝って若干跳ね気味(-_-

ま、これは他社製品との組み合わせなので仕方のないことです。。。

そんな訳で、Lowfer Sports についてはNEW SR SPECIAL同様
フィットRS & HIBRID用も試す予定でしたが、今回のところはとりあえず終了。
後日専用スプリングの『L・H・S』をつくってからマッチングを見直すことにしました。

次回ビシッと決めたいものです。。。

来週はガソリン車　GG7 をテストしま～す (^.^)/~~~