はじめての野球教室で味わった無力感 | ベースボールバイブル
こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。


昨日は興味を持つことの大切さをお話ししたので、今日はある出来事の話をしようと思います。


このお話しは僕が社会人野球の選手だった頃の話なんですが…


僕がいかに何も考えずに野球をやっていたのかという話です。


今でも本当に忘れられないんですが…


当時は毎年この時期になると社会人野球の選手が高校生を指導するという野球教室が行われていました。


で、


その野球教室にはじめて参加した時、僕はつくづく自分の無力さを感じたんです。


その時、僕はセカンドの選手を教えるという立場を与えられたんですが、いざ自分が教えようと思った時…


僕の口から言葉が出てこないんですよ。


何を言ったらいいのか…


何を教えたらいいのか…


全く分かりませんでした。


なので、


別のチームから来ていたもう一人の選手に「僕は助手をしますから彼らに教えてあげてください」とお願いしたんです。


その選手はある有名大学出身の選手だったんですが、それはそれは見事に高校生を指導してくださいました。


あっ!間違いです。


高校生と僕にセカンドの守備を指導してくださいました^^;


その時に感じたんです。


俺は何も知らない…


って。


そのレベルで社会人野球をしていた自分が恥ずかしくなってきました。


今、振り返ってみても…


当時、僕が高校生たちに伝えたアドバイスは酷いものだったと思います。


要するに僕は野球に興味がなかったんですね。


何となく野球ができて…


学生時代は強いチームでもレギュラーになれて…


社会人でも野球ができる。


だから「俺はできる選手や」と思い込んでたんですね。


学生時代に「もっと上手くなりたい」なんて思ったこともなかったんです。


「もう上手いし…」って思ってたという…


恐ろしい選手だったんですね。


だから興味なんて持つ必要がありませんでした。


できるんやから、もうええねん。


と。


でも、いざ自分が教える立場になってみたら僕の中には何もなかったんですね。


僕の前で丁寧に教えるもう一人の選手を見て「これが社会人野球の選手やな~」って感じたのを鮮明に覚えています。


で、


僕はこの経験があるので高校生を指導する時なんかは「キミが考えてることを教えて!」って言うようにしています。


こっちが一方的に教えても「ふんっ!」で終わることの方が多いんでね。


逆に教えてもらうんです。


で、


本人の浅はかさに気づかせた方が案外選手のためになるような気がします。


ただ…


レベルの低い動きしか出来ないのに一丁前なことを言う選手はイラッとするんですけどね^^;


そういう時は「頑張れよ!」って言うようにしています。


ただ僕の感覚では…


自分の動きのレベルと自分の知識がリンクしてる選手が僕は良いように思います。


やっぱり段階がありますから。


「今はこういう考えでやってますけど、将来的にはこうなっていきたいです」


っていうね。


まあ、そんな学生に出会ったことはありませんけど…


何も知らずにやっている選手と一丁前なことを言う選手はいっぱいいましたね。


なので、このブログを読んでいる人には…


己を知り、知識を得て欲しいなと思います。


とにかく自分に興味を持って、野球に興味を持ってば成長につながるんじゃないでしょうか?


まあ、参考まで。


では、また。



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