こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
この週末は1年前から監督になった僕が選手たちに「この大会だけは絶対に勝つ!」と言い続けてきた大会の決勝戦がありました。
場所は京都の野球少年の憧れである、わかさスタジアム京都。
初めて立つ圧倒的なグラウンド。
多くの観客。
テレビ撮影。
勝ちたいという緊張感。
選手たちのプレーを邪魔しそうなものはたくさんありました。
それでも…
僕と一緒に練習してきた選手たちはスゴかった。
我慢して、我慢して、我慢して…
本当に我慢強く戦ってくれました。
試合は規定の7回を終わっても0-0。
8回からは特別延長戦。
しかも…
8回からは規定によりピッチャーを変えなければいけない。
要するに、
変わったピッチャーはいきなり1アウト満塁から登板するわけです。
それでもウチの選手はスゴかった。
冷静にスクイズを見破って2アウト。
三振をとって3アウト。
でもウチも点が入らず8回も0-0。
この展開の時、試合前のインタビューを思い出しました。
試合前にアナウンサーの方からのインタビューで「どんな試合を予想されていますか?」と聞かれたんです。
その質問に対して僕は「粘り強い相手なんで、おそらく我慢が必要になると思います。どれだけ我慢強く戦えるか。それが勝負の決め手になるんじゃないでしょうか。」と答えていました。
だから…
(おっ…、インタビューで答えた通りの展開。オレ、持ってるなぁ~)
なんて思っていました^^
そして9回表も三振とピッチャーフライで無失点に抑え…
その裏のウチの攻撃。
策を使いたくなる場面です。
スクイズでも何でも1点取れば勝ちなんですから。
でも…
僕は我慢を選択しました。
そして、
1ボール、2ボール…
動きたくなる場面です。
相手は絶対にストライクを入れないといけない場面ですから。
でも、僕はもう一度我慢しました。
すると3ボール。
ウチのバッターもよく我慢して見極めています。
そんな時、相手チームが動いたのです。
3ボールからタイムがかかり、内野手がマウンドに集まったんですね。
この瞬間にウチの勝ちは決まりました。
要するに、
こう言っては失礼なんですが相手さんは我慢できなかったのです。
それと、
僕はピッチャーではないのでよく分かりませんが間をあけて投げる1球は投げにくいように思います。
結果、
次もボールで押し出し。
バッターも打ちたい場面でよく我慢してくれました。
素晴らしかったですね。
この1年やってきた事が実を結んだ。
それが本当に嬉しいです。
ただ…
選手たちにはこう伝えたんです。
「この勝利はキミたちだけの力で勝ち取ったものではありません。もちろんキミたちは素晴らしくて、僕の自慢の選手です。でも、この勝利はキミたちを一生懸命応援して、一生懸命支えてくれたお父さん、お母さんの力があったから成し遂げられたんだという事を理解してください。本当に良い選手というのは良い結果を出すたびに成長します。本当に良いチームというのは良い結果を出すたびに強くなります。でも、現実はそうじゃない場合がほとんどで良い結果を出したと同時に衰えていく。それは支えてくれている人たちの存在に気づいていないからです。だからキミたちは出来るだけ早く支えてくれている人たちの存在に気づきなさい。良い結果を出した今だからこそ気づきなさい。そして『もう一度、自分を支えてくれている人たちを喜ばせたい!』と思ってください。それは、これからの野球人生でずっと持ち続けてください。そして、何度でもその人たちを喜ばせてあげてください。それが僕の願いです。優勝おめでとう!僕たちをこんなに喜ばせてくれてありがとう!ただ、お前らなんて、まだまだやぞ!」
と。
勝った今だからこそ、気づくべき事に気づいて欲しいと思います。
まあ、今日は自慢話で終わってしまいました。
すみません。
では、また。
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