ミスをしても勝てるチームを目指せ! | ベースボールバイブル
こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。


日本では大事な試合になればなるほど言われる言葉があります。


それは・・・


ミスをした方が負ける!


これですね。


この言葉を日本中の野球人が信じています。


そして、多くの野球人がこの言葉に縛られてきました。


いや、


『縛られてきた』ではないですね。


今もこの言葉に縛られている野球人がたくさんいるでしょう。


ミスをしたら負ける・・・


自分のミスが失点につながったら・・・


こういう恐怖心と戦っていない野球選手がどれぐらいいるでしょうか?


『いない!』と言っても過言ではありません。


要するに多くの野球選手がこの言葉に縛られているわけです。


僕、子供によく言う言葉があるんですけど・・・


子供でも「エラーしたらどうしよう・・・」って考えるんですって。


で、聞くんです。


「『エラーしたらどうしよう』って思ってるんやろ?で、エラーしたらどうするん?」


すると子供は答えられませんね。


答えられないんですよ。


だって、どうすることもできないんですから。


謝る。


取り返す。


次は良いプレーをする。


エラーしてでも勝つ!



これぐらいしかないでしょ?


それ以外に何があります?


ないんですよね。


だから、


「『エラーしたらどうしよう』なんて考えても無駄なの。どうする事も出来ひんねんから。そんな事を考える暇があったら『良いプレーをしよう!』って考えろ。」


っていう話をします。


これはどれだけプレッシャーをかけられてもなんですね。


それでも心の中では『良いプレーをしよう!』って思っていなければいけないわけです。


プレッシャーをかけられたからって『エラーしたらどうしよう・・・』なんて考えたらダメなわけです。


だってね。


ミスしても負けなかったじゃないですか。


昨日の日本生命。


昨日の社会人野球の日本選手権・決勝を見ていた人がどれぐらいいるのか分かりませんが・・・


試合は7回まで1-1。


そして8回表。


場面は2アウト1、2塁。


バッターは小柄な左バッター。


そのバッターが当て逃げでボテボテのサードゴロを打ちました。


その打球を日本生命のサード原田選手が弾いてしまったんですね。


微妙でしたが記録はエラーで2アウト満塁。


そして次のバッターに痛恨の押し出し。


日本選手権の決勝で8回に1点勝ち越されたんですね。


しかもエラーと四球で。


エラーは野手のミス。


四球は投手のミス。


よく言われる言葉です。


要するにミスが2つ出たわけです。


これ、日本野球界に古くから伝わる言い伝えでは確実に負けるわけですよね。


ミスした方が負けるんですから。


でも・・・


昨日、日本生命は勝っちゃったんですね。


な~んや、ミスしても勝てるんやん。


そうなんです。


ミスしても勝てるんですね。


引きずらなければ・・・


昨日は家内と一緒にその試合を見てたんですよ。


それを見て家内が言うわけです。


「日生の人ら楽しそうやな」


って。


素人ですからね。


素人なりに感じたんでしょう。


ミスをしたのに・・・


負けそうなのに・・・


ギリギリまで追い込まれてるのに・・・


史上3チーム目の都市対抗・日本選手権、いわゆる夏秋連覇がかかっているのに・・・


ウチの家内には彼らが楽しそうにプレーしているように見えたようです。


そして、結果的に日本生命はサヨナラで勝ったんですね。


もうね、ここは全力で伝説を否定しておきましょう。


ミスしても負けへんやん!


ミスしても勝てるんやん!


噓つくな!


よく考えて下さい。


ミスをしたら負ける。


と、


ミスをしても勝てる。


どっちが選手の能力を引き出してくれるんでしょうか?


ちょっと考えれば分かる事ですね。


まあ、参考まで。


では、また。



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