スーパープレーの裏側にあるもの。《その裏側から野球を考える》 | ベースボールバイブル
こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。


メジャーリーガーたちのスーパープレー。


カッコいいですよね。


華麗にアウトにする姿に魅了されますし、信じられないほどの力強いプレーに憧れを抱くこともあるでしょう。


ただ、その裏にあるものを見たことがあるでしょうか?


それがエラーです。


MLBの試合を観ているとNPBでは観られないような信じられないエラーを観ることが多々あるんですね。


まあ、まずはご覧下さい。





ね、


信じられないエラーがたくさんでしょ?


実は、


スーパープレーの裏には、これだけの凡ミスがあるんですね。


で、


このエラーの捉え方がその国によって様々なんですよね。


例えば・・・


日本ではこういう言葉をよく聞きますよね。


ミスした方が負ける!


先日のU18ワールドカップの決勝戦もそうでした。


ミスをした日本が負けたんですね。


ですから、この試合を見ていた日本人は思ったんじゃないでしょうか。


「やっぱりミスした方が負けるんやな・・・」


って。


でも、アメリカではどうなんでしょうか?


ミスをした方が負ける!


というような言葉はあるんですかね?


僕が中学生の時に戦ったアメリカチームの監督は、


ミスをしたら取り返せばいい!


と教えてくれたんですが・・・


先日、松岡修造氏がテレビに出ている時も同じような事を言っていました。


松岡氏は「絶対にミスをするな!相手より一本でも多くつなげ!」と教わっていたそうです。


ですから、小さい時から、とにかくミスをしないようにプレーしていたんですって。


そんな松岡氏が外国人選手と戦う事になったそうです。


その戦いで松岡氏はいつも通り無難なプレーに徹していたら・・・


先に相手のミスを誘い出す事ができた。


ところが相手の外国人選手は全く気にせず、落ち込む様子もなく、積極的なプレーを続けてきた。


結局、その試合に負けてしまった松岡氏は、試合後に相手の選手に聞いたそうです。


「どうしてミスしても平気なの?」


「だって別にミスは悪いことじゃないじゃん。そのおかげで自分の欠点が分かる事もあるし・・・」


と教わったそうです。


松岡氏はそれを機にミスをしたらガッツポーズをするようになったとか^^;


まあ、どっちがいいのかは分かりませんけど面白いですよね。


日本人はミスをしたら負けると思って戦っているけど、アメリカ人はミスの事なんて頭にないんですから。


日本人は変な暗示を自分でかけているような気がします。


ただ、ですね。


NPBとMLBでは1試合平均のエラー数に差があるのも事実なんですよ。


NPBが1試合に0.5個ぐらいで、MLBは1試合に0.6個ぐらいなんですね。


ですから、


日本人の丁寧にプレーするという心掛けは素晴らしいんです。


ただ、ですね。


ミスしたら負ける!


なんて思う必要はないんじゃないでしょうか。


実はエラーが勝敗にどれだけ関わっているのかというのを調べてみると、意外と勝敗に関わっていないというデータもあるぐらいからね。


ですから、


丁寧にプレーはするんだけど、オレたちはミスしても負けない!


こういう考え方になったら、日本はもっと世界で優位に戦えるじゃないかなと思うわけであります。


まあ、参考まで。


では、また。



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