オリックス岡田監督×石山建一氏から学ぶ《伸びる選手とは?》 | ベースボールバイブル
こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。


これは面白い。


それだけではなく、
指導者必見の対談記事です。


ぜひ、読んで下さい。
↓↓↓
【プロ野球】岡田彰布×石山建一「伸びる選手はここが違う!」(Sportiva)


オリックスの岡田監督は
さすがに分かりますよね?


でも、


石山氏を知らない人が
いるかもしれないので、
プロフィールを。


石山建一(いしやま・けんいち)
1942年、静岡県生まれ。現役時代は静岡高、早稲田大、日本石油で活躍し、現役引退後は早稲田大、プリンスホテル、全日本の監督を務め、岡田彰布(現オリックス監督)、宮本慎也(ヤクルト)など、多くの名プレイヤーを育て上げた。95年には巨人に招聘され、編成本部長補佐兼二軍統括ディレクターに就任。現在は高校野球の指導や講演を中心に全国を飛び回っている。



偉大な方だという事は
分かったと思います。


で、この対談について。


対談の前半部分も面白いんです。


が、


今回は割愛します。


ぜひ、お読み下さい。


で、


今回は・・・、


どういう選手が伸びるのか!


これについて書かれている
部分を紹介します。


まず、


岡田監督が見る部分。


それは意外な所でした。


岡田 技術的なことはもちろんだけど、どこの学校出身というのは気にするようになりました。特にアマチュアの選手は、どんな指導者に教わってきたか、どれだけ厳しい環境の中でやってきたか、そういうことが意外と大事だったりします。無名の学校で、お山の大将みたいな感じで育ってきた選手がたまにいますけど、プロに入って苦労する選手が多いような気がしますね。


出身校。


これっ、


あるスカウトの方も
言っていました。


誰のイズムが入ってるのかって。


それは結構大事だと。


ただ、


そのスカウトの方が言うには、


名門だから良いというわけでも
ないそうです。


超名門校を出して、


あそこのイズムは嫌いだと・・・(^_^;)


恐ろしくて学校名は書けません。


でも、


そうなんですね。


出身校。


どんな指導者に教わってきたのか。


どれだけ厳しい環境でやってきたのか。



こういう事も見ておられるんですね。


さて次は、


伸びる選手の共通点について。


岡田 よく「持っている」とか「いい星の下で生まれた」とか言われるけど、そういうのはあると思いますね。もちろん、実力がないとチャンスをものにはできないんだけど、チームの顔になるような選手はチャンスが転がってくるよね。昨年の駿太なんて、まさにそう。同じポジションの選手がふたりケガをして、開幕に間に合わない。そうなった時に30歳を超えたベテランか、18歳のルーキーかとなったら、18歳に賭けてみたくなる。


巡り合わせ。


大事なんでしょうね。


それを考えてチームを選ぶ。


そんな事が出来るのかどうかは
分かりませんが・・・


伸びる選手は「持っている。」と。


まあ、


そうじゃないとチャンスすら
与えられない事もありますもんね。


大事な部分なんでしょう。


操作できるかどうかは別としてね。


さあ、そこで、


石山氏がこんな事を。


逆に、力はあるのに不遇というか、チャンスを逃す選手も多い。


それについて岡田監督が、
信じられない事を言います。


岡田 阪神の二軍監督をしている時にいたんですよ。最初にその選手を見たとき、「これはすごい選手になる」と思ったんです。すぐにコーチを集めて、「アイツは将来、タイガースのクリーンアップを任させる逸材だから、いいところを伸ばしてやってくれ」と言いました。そうしたら、その日の夜間練習からふたりの打撃コーチがその選手の取り合いを始めたんです。同じことを指導するならまだしも、まったく違うことを言うから、フォームがバラバラになって、全然違うバッティングになってしまった。それに僕が一軍監督になってから、その選手を「一軍に上げてくれ」と言ったら、二軍のコーチが「あと一週間だけ待ってください」と。そうしたら二軍の試合でヒットを打った際に肉離れを起こしてしまい、またチャンスを逃してしまった。


打撃コーチが選手の取り合い・・・


その二人が違う事を教える・・・


で、


フォームがバラバラに・・・


ひどい・・・


でも、


石山氏がこう言っています。


たしかにその選手は運もないけど、自分の意志も弱かったんだろうね。


重い一言ですね(^_^;)


さらに続けます。


プロでやっていくには、「これでいくんだ」という意志を貫かないと。


やっぱりそうなんですね。


意思が必要なようです。


そこで石山氏が、
こんな事を教えるそうです。


だから私は選手たちに、「自分の長所をノートに書いておけ」と教えました。プロはいろんな人がいろんな指導をするから、何をしていいかわからなくなる。でも、自分の長所を書いておくことによって、これだけは直したらダメなんだというのがわかる。コーチの話も聞くだけ聞いて、違うと思えば無視すればいいんですよ。


それについて岡田監督。


岡田 自己管理できる選手はやっぱり育ちますよ。そして二軍監督時代の経験もふまえて指導者として心がけることは、力のある選手はなるべく早い時期に一軍の試合を経験させてあげて、大事に長い目で育ててあげることだと。


自分の意志が貫ける=自己管理。


これ、すごい発想ですよね。


自己管理って・・・、


肉体的な事みたいなイメージが
ありましたが、意思を貫く事も
自己管理なんだと。


勉強になります。


ぜひ、参考にして下さい。