#5515 富士 | プロパンガス

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いっしょうけんめい働いた人が
せめてビールぐらいは安心して
本物を飲める世の中をつくろう

 

4. 山部赤人

たごのうらに うちいでてみれば しろたへの

ふじのたかねに ゆきはふりつつ

 

この歌に詠まれるように、富士山は奈良時代の歌人にとって身近なものであったし、おそらく教養人であれば誰もが知るような山であったはず。

 

竹取物語に登場するぐらいだから、平安初期には、京の庶民の間でも有名だったということだろうか。

 

だとしても。

 

日常生活では、けっして目にすることはなかったはず。

 

それが、文化の中心が鎌倉や江戸に移った時代には、もっと生活の中にとけ込んだ存在になった。

 

だから、富士山と一口に言っても、時代によってその距離感って、ぜんぜん違うはずなんだよね。

 

そのへんにフォーカスした本とか、ないかな?