#3860 機密 | プロパンガス

プロパンガス

いっしょうけんめい働いた人が
せめてビールぐらいは安心して
本物を飲める世の中をつくろう

特定機密保護法案に僕が興味を持てないのは、「そんな法律あろうがなかろうが、どうせ秘密だらけじゃん」と思っているからかもしれない。

たとえば。

95年の榊原介入や03年~04年の35兆円介入、つまり超大規模な為替介入は、実際にはどのように行われたのかは、今もってナゾだ。

どこの銀行でどれぐらい買ったのか、その銀行はどうやって選ばれたのか、選ばれなかった銀行はなぜ選ばれなかったのか。

介入行がどのレートでどれだけの金額のドルを買ったのかの報告が本当かウソか(つまりズルをしていないか)のチェックが一切なされないのはなぜなのか。

介入で得たドルで買った米国債は、どのような残存期間のものだったのか。

それから以後の運用はどのように為されているのか。

どうやったら毎晩シャトー・ラトゥールを飲めるのか。

ナゾだらけ、秘密だらけだ。

でも、どうせそんなもんだろうと思ってる。

そもそも、秘密であることがバレているような情報は、それほどの秘密ではない。

本当の秘密、機密というのは、その情報の存在すらも隠し通されるもんなのだろう。

特定機密保護法安なんてものは、茶番だと思う。