かなり乱暴ではあるし、線の引き方がやや時空を捻じ曲げてるんだけど、現実問題として、中東は各当事者たちを5つに色分けすれば、けっこうすっきり整理できる。
① 新米スンニ派=各国王族とか
② ムスリム同胞団=エジプトの親玉とか、シリア反政府軍とか、ハマスとか
③ テロ専門スンニ派=アルカイダとか
④ シーア派=イランとか、イラクとか、ヒズボラとか、シリア政府軍(分派)とか
⑤ イスラエル
この各セクトが、いろんな局面で合従連衡を繰り広げる。
エジプトでは①と⑤が手を組んだり、シリアでは②と③がつるんだり。
バーレーンみたいに④国民+①王族の国に行って、『太い絆』とか叫ぶのは、かなり政治的・外交的にも色をはっきりと打ち出すことになる。