#3528 議会 | プロパンガス

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いっしょうけんめい働いた人が
せめてビールぐらいは安心して
本物を飲める世の中をつくろう

(ほんとは今日は別のことを書こうと思ってたんだけど、いろいろワケあって変更)

議会には、議論がない。

特に、地方議会には、議論がない。

まあ、国会にも、一般名詞で言うところの「議論」はない。

記憶に新しい昨年11月14日の、野田首相と安倍総裁の党首討論、あれがどうにか「議論」と呼ぶものに近かったかもしれないけれど、あれがMAX。

読者諸兄は日々、仕事やら何やらで「クソみたいなミーティングだったなあ」と互いに自嘲しあうような議論に巻き込まれているだろうけれど、党首討論なんてそういうのと比べても格段にヌルい。

ましてや、地方議会なんてのは、形式的にも「議論」の体を成していない。

そもそも、「質問」を事前に通告しなければならないなんてものは、議論ではない。

議員の質問ぐらい、首長は事前準備なしで答えろよ。

質問する側も、固有名詞やら細かい数字やらを質問するんじゃねえ。

首長のビジョンなり価値観なり大きな方針の質問なり、それこそが質問すべきことでしょ。

その過程で、普通の人間の頭には入り切らないような細かいデータが必要になれば、首長の後ろに座ってる何十人もの時給5千円級の部局長に答えてもらえばいいだけのこと。
(議場へのタブレットの持込を解禁すれば、たいていのことはわかるはずだし)

もちろん、首長(あるいは行政)と議員の議論だけでなく、議員対議員の議論も必要。

賛成票・反対票を投じる前にそれぞれの立場の参加者が直接議論しないなんて、普通ありえないし。

議員の数を減らすとかボーナス下げるとか、そんなことばかりが議会改革じゃない。

まずは、議会を議論の場に、っていうところから始めないとね。