格差なんか、全然拡大してない。
むしろ、急速に縮小している。
いわゆる先進国と新興国の格差は、どんどん縮小している。
だからこそ、先進国に住む大多数の人々の生活水準は、新興国レベルまで墜落していく。
それは、チャイナやブラジル、ポーランドやトルコの人々の生活水準が向上してくることとセットで、避けようがない。
そうやって、格差は縮小していく。
NY発祥の『格差拡大反対デモ』とやらは、すなわち世界的な意味での『格差温存デモ』に過ぎない。
「俺たちがずっといい暮らしを満喫するために、新興国の人たちを貧しい世界に押し込めておけ」ということ。
日本は地理的に近い場所にチャイナが存在するおかげで、先進国の中ではこの「格差縮小」の洗礼を真っ先に受け、失われた20年を経験してきた。
これから先、アメリカもヨーロッパも、みんな同じ目に会う。
どうしても国内格差をなくしたいというなら、日本みたいに社会主義国になるしかない。
活力もインベーションもなくなって、みんなで手をつないで泥舟にしがみつく。
そうしてみんなで、アルゼンチンやギリシャになってしまえ。