#2865 優劣 | プロパンガス

プロパンガス

いっしょうけんめい働いた人が
せめてビールぐらいは安心して
本物を飲める世の中をつくろう

まったくもって、何をそんなに熱く議論しているのか、意味不明。

債権の優先順位は、担保付社債が最上位。

会社更生法適用ということなら、会社更生手続きに必要な事務所の家賃とかがさらに上に来る。

で、その次が無担保の融資とか損害賠償とかの一般債権。

いちばん下が株主資本。(債権じゃないけど)

別の言い方をすれば。

株はゼロ。

担保付社債は、基本的に安泰。

あとは、「銀行などが持つ一般債権+東電の年金の積み立て」8兆円と「被災者の損害賠償請求権」10兆円の取り合い。

原資は、もとの株主資本と保険・補償からの受け取り、併せて4兆円ぐらい。

ざっと平均8割ぐらいのカット。

年金は、JAL並では済まされない。

一般債権者は泣き寝入り。

被災者は、健康で文化的な生活を営むに不足する分を国に請求。

「損害賠償を立て替える基金を国が設立して、国が東電に弁済を請求すれば、対政府債務は最優先」とかって言ってる人もいるんだけど、正直なとこ、僕にはそこまではわからない。

そんな事後的な債権に優先権があるのかな?

あるとして、担保付社債よりも優越するのかな?

いずれにせよ、株と無担保融資はほぼゼロになるっていうのは、避けられない。

これは、資本主義のルール。

ここを歪めてしまうと、日本はもっともっと大きなものを失うことになってしまう。