まったくもって、何をそんなに熱く議論しているのか、意味不明。
債権の優先順位は、担保付社債が最上位。
会社更生法適用ということなら、会社更生手続きに必要な事務所の家賃とかがさらに上に来る。
で、その次が無担保の融資とか損害賠償とかの一般債権。
いちばん下が株主資本。(債権じゃないけど)
別の言い方をすれば。
株はゼロ。
担保付社債は、基本的に安泰。
あとは、「銀行などが持つ一般債権+東電の年金の積み立て」8兆円と「被災者の損害賠償請求権」10兆円の取り合い。
原資は、もとの株主資本と保険・補償からの受け取り、併せて4兆円ぐらい。
ざっと平均8割ぐらいのカット。
年金は、JAL並では済まされない。
一般債権者は泣き寝入り。
被災者は、健康で文化的な生活を営むに不足する分を国に請求。
「損害賠償を立て替える基金を国が設立して、国が東電に弁済を請求すれば、対政府債務は最優先」とかって言ってる人もいるんだけど、正直なとこ、僕にはそこまではわからない。
そんな事後的な債権に優先権があるのかな?
あるとして、担保付社債よりも優越するのかな?
いずれにせよ、株と無担保融資はほぼゼロになるっていうのは、避けられない。
これは、資本主義のルール。
ここを歪めてしまうと、日本はもっともっと大きなものを失うことになってしまう。