伊藤議員がブログで、大都市制度の抜本的見直しで大化けする都市の候補として、福岡市を挙げている。
http://bit.ly/5WCtz1
やっぱりこの人のセンス、好きだなあ。
僕自身も、99年秋に初めて福岡市を訪れた時、「南北朝鮮半島統一を前提に、東京から福岡に遷都してもいい」と感じたものだ。
さすがに今のまんまじゃ、ノドンの射程内ずっぽしすぎるんだけどね。
それでもまあ、首都にならずとも九州の州都なることで、大きな成長を遂げる可能性がある。
伊藤議員の言うように、福岡は釜山やソウル、北京や上海、台北にも近い。
地図の上で近いだけじゃなく、そのメリットを最大限に引き出す国際空港が、博多駅から地下鉄でわずか5分のところにある。
利便性という点では、日本一の空港だ。
新幹線や高速道路の本州方面路線と九州内路線の結接点でもある。
半導体生産の世界シェア10%、自動車生産の同2%を担う九州の表玄関として、その潜在力は巨大だ。
福岡市の発展にとって、新しい大都市制度のもとでの福岡県からの独立がいいのか、あるいは九州の州都になるのがいいのか、それは議論のあるところだろう。
ただ、今のような福岡県県の県庁所在地としての殻は、あまりに窮屈すぎる。
国としての日本の浮沈にかかわらず将来を期待できる数少ない大都市の1つとして、これからも福岡市に注目していきたい。
(日本には少ないがアジアのほとんどの大都市に共通の文化である「屋台」が充実しているところも、福岡市の大きなポイントだと、個人的には想う)