#1628 卸売・2 | プロパンガス

プロパンガス

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せめてビールぐらいは安心して
本物を飲める世の中をつくろう

無料のガスリンスタンド、しかも無線1本で呼びつければデリバリーまでしてくれるガソリンスタンドが洋上に浮かんでりゃあ、感謝されるに決まってる。

そういう解説がいろんなところでなされている。

その通りだろうと想う。

むしろ洋上無料ガソリンスタンドを感謝しないなんていうのは、それこそテロリ(ry

ところで、ガソリンスタンドが無料で配布するか有料で売りつけるかにかかわらず、他にも感謝する人がいる。

それは、ガソリンスタンドにガソリンを卸売りする人。

(卸売りを仲介する商社ってのもあるんだけど、それはワケあってここでは割愛)

卸売りする人にとっては、ガソリンスタンドはお客様。

しかも、言い値でいくらでも買ってくれる、最高のお客様。

こんないい客はいない。

で、卸売りしてる人ってのが誰かというと、まあどっかの国営精油所みたいな仮面はかぶってるけど、何のことはない、アメリカの石油メジャーの中の1社だって話じゃん。

ここの石油を、○○○○とかXXXXとかを通して言い値、すなわち国際価格の何倍もの値段で卸すわけだ。

そりゃあ、このメジャーにしてみりゃ、笑いが止まらんだろ。

やめてもらいたくないよね。

日本は産油国ではないので、無料洋上ガソリンスタンドは油を右から左に受け流すだけ。

右からは、国際商慣行上ありえないぐらいの高値で買い取る。

左には、無料で差し上げる。

感謝感謝、感謝の嵐だろう。

やめないでくれって、泣いてすがることだろう。

そんなもんにほだされてどうするよ。

どうしても、どうしても、どうしてもそんなにお金をアメリカに差し上げたいなら、余計なオペレーションなんかしなくていいから、直接口座に振り込んでやりなよ。

そんな無意味なことに、テロ撲滅とかの美名を着せてまで、自衛官の皆さんにたいへんな想いをさせることないってば。