#1551 受験 | プロパンガス

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自分自身が受験生だったり、塾の講師や家庭教師の立場で関わったりもして、僕にとって夏休みといえば、イコール受験勉強だった。


まあ、僕の受験生生活といったら、『ドラゴン桜』とは正反対だった。


『ドラゴン桜』が志望校合格のための最短距離を目指す受験勉強だとしたら、僕のは、遠回りとムダの連続。


指導者にさえ恵まれていたら、中学受験から大学受験に費やした勉強時間は、半分以下で済んだことだろう。


たとえば。


「入試科目は英・数・化or物、難易度は偏差値60」とい うような大学があった場合、その大学の出題傾向なりを詳細に検討して取り組めば、全統模試的な模試で偏差値55ぐらいの受験生でも合格する可能性は、じゅうぶんにある。


これが、近道。


僕は、予備校ならともかく、高校という教育機関に、ここまで志望校合格のみに的を絞った指導は求めない。


だけど、僕の通っていた高校は、偏差値60の大学が志望校なら「英・数・国・理科2科目・社会2科目すべてで偏 差値65」を求めるというような指導方針だった。


受験勉強なんてもの、しなくてすむならしないほうが絶対にいいに決まっているのに、「受験勉強を通して人格形成に必要な基礎的な物事を学ぶ」的なバカげたことを公言して憚らない高校だった。


あ、今日はこんなこと書くつもりじゃなかったんだ。


ともかく、受験なんてもの、どんなにツラかったとしても、永遠に続く受験勉強なんてないわけだから、成功と幸運を信じて、この暑い夏も乗り切ってもらいたい。


受験生諸君の健闘を祈る。