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なぜだか観そびれていた映画。
正確には、いつだか飛行機の中で観始めて、5分もしないうちに眠ってしまった。
映画の批評を、ネタバレなしで書くのは難しい。
僕は個人的には、映画でも芝居でもネタバレ大歓迎なんだけど、ストリーこそ大事とか想っている人もいるので、
イジワルなことはしないでおこう。
で。
別の側面から。
この映画は、アカデミー賞に何部門もノミネートされながら、結局は1つもとれなかった。
それは単に、同じ年に公開された『フォレスト・ガンプ』に総ざらいにされたからということになっている。
じゃあ、『フォレスト・ガンプ』なかりせばオスカーをゲットできたかと言えば、実はあやしいんじゃないかと想ってる。
この映画は、公開中はそれほど興行収入を上げたわけでなく、むしろビデオ化されたりレンタルされるようになってから急速に評価が高まった。
どういうことか。
今回、僕がこれを5インチの画面で観て想ったのは、この映画は大スクリーン向きではなく、家庭のテレビだったり、PCのモニターだったり、ポータブルプレーヤーだったりの小さな画面で観るのに向いているということ。
そういう作品がこれからどんどん増えてくるだろうということは以前にも書いたと想うけど、アカデミー賞的発想はまだまだそうはなていない。
映画の祭典であるアカデミー賞が、劇場の大きなスクリーンで観ることを前提として作品の評価をするのは、至
極当然のこと。
ましてや、iPodさえなかった時代のアカデミー賞に、スクリーンよりも家庭で観るのに適した映画を高く評価しろというのは、かなりムリのある話。
僕は個人的に、この映画はものすごく好きだった。
もしまだ観ていない人、小さめの画面で観てみることをぜひお薦めしたい。
泣けるよ。
(ひょっとすると、DTKSさんが熱いコメントをくださるかもしれない。乞うご期待)