政治というものに常に興味があるというのは、事実。
国の政治でも地方の政治でも、どう動いているのか知りたい。
誰が動かしているのか、知りたい。
できることなら、理想的な方向に動かしたい。
政治の世界に造詣の深い友人・知人も多いので、そういうことを酒の肴の話題にしていると、プロパンガス自身が政治の世界を目指していると誤解される。
しょっちゅう、誤解される。
そんなもん目指してるぐらいなら、麦芽党の候補者選びに悩んだりせず、自分で出るちゅうの。
で、プロパンガスには、政治家になるために不可欠な条件のうち、少なくとも3つが決定的に欠如している。
1つめは、話をする力。
話をすることは好きだし、たとえば麦芽党の政策について、1万人を前に1時間しゃべるというのは、たぶん問題なくできる。
もちろん上手にできるかどうかではなく、自己満できるレベルでということではあるが。
だけど、たとえば、30秒のコンパクトなフレーズを、途切れることなく、噛んだりすることなく、中だるみなく、力強く、息が上がったりすることなく、100連発できる能力、これはまったく、ない。
でも、これができなければ、政治家にはなれない。
2つめは、土地勘。
プロパンガスは方向音痴。
道路を覚えるのも、すごく苦手。
バッグの中に、携帯マップは必需品。
男の方向音痴はかなりカッコ悪いんだけど、事実だからしょうがない。
で、街の隅々までの道路を覚えられないようだと、政治家にはなれない。
道路だけでなく、どこにどんなお店があるとか、どこにどんな人が住んでいるとか、あるいはその家の家族構成がどうなっているかとか、ちゃんと覚えられないようだと、政治家にはなれない。
3つめは、家族。
政治家は、1人では政治家になれない。
スタッフや支援者がいて、はじめて政治家になれる。
で、そういう人たちがどうして必死で支援してくれるかというと、政治家本人が死物狂いで頑張っている姿に心を打たれるからだ。
ここまで頑張っている人を、どうしても勝たせたいと想うからだ。
そしてその政治家の奥さんが、本人にも負けないぐらい一生懸命、陰に日向に、支え続ける姿に支援者たちは心打たれる。
この夫婦の夢を、なんとか叶えさせてあげたい、と。
夫婦2人3脚で頑張っていかないと、政治家になんかなれない。
本人だけがどんなに頑張っていても、奥さんが表に出てこなかったりすると、支援者にしてみれば、「家族すら支援してない候補者を、なんで俺たちが支援しなきゃならないんだよ」という気持ちになっていく。
奥さんが、最大最強の支援者でなければならない。
シンゾーとアッキー。
一豊と千代。
利家と松。
で、そのあたりを、冗談交じりに愛妻に話してみたことがある。
「もしプロパンガスが政治家の道を志したら、どうする?」と。
愛妻の答えは、力強く、そしてあまりにも明快だった。
「離婚れる」と。
「誰がそんなめんどくさいことするか、ぼけ!」と。
「アホなこと言ってないで、しっかり稼いできて」と。
以上3つの条件欠如によって、プロパンガスは絶対に政治家にはなれない。
今後とも、皆様ゆめゆめ、誤解なきよう。