阪神を含むセリーグ5球団が2リーグ制にこだわるなら、巨人はパリーグ移籍も辞さないらしい。
もしもパリーグでのもうひとつの合併が実現するなら、これでセ・パ両リーグとも5チームずつで、交流試合を含めれば、けっこう楽しいカードが組める。
同リーグのチーム同士の試合がそれぞれ2カードずつと、交流試合が1カード、毎日組めることになる。
が、それでは巨人が意地になっているだけのことで、根本的な問題解決になっていない。
プロパンガスの立場は、「1リーグ制反対」に反対だ。
1リーグ制に反対する人の意見は、ほとんど説得力がない。
球団経営者が巨人戦放映権料というパイの取り合いをするのはわからなくもない。
だが、評論家連中の言っているのは、話の筋がおかしくなっている。
「オールスターや日本シリーズがなくなてしまう」などと言うが、ペナントレース以上にそういうイベントを重視するのは、本末転倒というものだ。
「縮小均衡的な発想がけしからん、それではプロ野球選手を目指す子どもがいなくなる」とも言うが、現実に顧客をMLBやサッカーに取られてしまったのだから、縮小止む無しだろう。
彼らは「銀行同士の合併はけしからん、銀行員の成り手がいなくなってしまう」とでも言うのかな。