政治家なり政党なりを支持しようと想うとき、政治信条が自分と100%一致するような対象など、通常はあり得ない。
大きな方向性が同じであっても、課題によっては考え方が食い違うということも、ある程度は容認していかざるを得ない。
内閣総理大臣を自由民主党から出すという前提では、プロパンガスは小泉純一郎を支持してきたし、今でも支持している。
自民党の中では、圧倒的に一番マシな存在だと想っている。
防衛問題に関する考え方は大きく異なるが、それは彼が日米同盟の維持・強化ためにこそ存在する派閥に身をおくということを考えると、これをとやかく言ったところで始まらない。
日本が民主主義という名の政治体制にある以上、パフォーマンス政治によって支持率を得ようとする戦術も、当然必要なことだと想っている。
それを責めるつもりは毛頭ない。
が、就任当時に比べて、日に日にパフォーマンスがヘタになっている感は否めない。
群衆に手の内を読まれてしまっては、パフォーマンスは効力を発揮しない。
次から次へと玉手箱を開け続けないと、飽きられてしまう。
もっともっと、新手のパフォーマンスを考案しないと、パフォーマンス政治は破綻してしまう。
そして、そのパフォーマンスの限界を露呈したのが、曾我さんの件。
いくらなんでも、投票前々日というのは、やりすぎ。
ほとんどの有権者は、そりゃないだろうと感じている。
シラける。
というか、引く。
こんなヘタなパフォーマンスしかできないようでは、小泉政権の寿命が尽きるのも、時間の問題という感じだ。
ところで、惨敗した場合のポスト・小泉って、誰?
小泉の森派と青木の橋本派からは出せないとなると、消去法でもなかなか見つからない。
江・亀から平沼?亀?まさかね。
麻生、高村で時間稼ぎ?
ワンポイントで、堀内?
どれもこれも、自民党の支持率回復につながるとは想えないよな。